今朝の新聞
今朝のウチの新聞(朝日)。
3面のほとんどを使って、スギタさんとハセベさんという大学教授2人が、また対談形式で時事問題を語っている。
2人の名前を見ただけでなんかイヤな雰囲気。
彼らは以前わたしから、いいアルバイトなんだろうなあと揶揄されたことのある人たちである。
今回も大学教授にあるまじき短絡的考えで、テロとどう向き合うかというテーマを語っている。
いろいろ学のある人たちだから、「積極的平和主義」という言葉について、英語の訳をふりまわして、意味がわかりにくいなどと批判をかましてるけど、積極的な平和主義という言葉の意味がわからない日本人がいるんだろうか。
この教授サンたちの意見は、日本人はしようがねえなあという上からの目線で、これではウチの新聞のわるいクセそのまんまだ。
仏のシャルリー・エブド襲撃については、ほかならぬ朝日新聞にさえ、イスラム教徒のこころを傷つけることはつつしむべきだという識者の意見が何度か載っている。
つまり言論の自由を守れという意見と、他者への批判には限度があるべきだという意見は、目下世界を二分するような大問題なのに、このお2人の信念はきわめて単純。
ま、新聞社の記事だから言論の自由が優先されるのは仕方がないかもしれないけど、やっぱりこの対談でいくらもらえるんだろうと、そっちのほうが気になってしまう。
おりしも読売新聞のアンケートでは、拘束されて首を切られたテロ被害の責任は、本人にありという答えが80パーセント以上だそうだ。
教授サンたちはそれでも政府の判断が甘かった、イラク戦争なんかに参加したせいだと、あくまで政府がいけなかったといいたいらしい。
たとい自己責任でも、だから国家が無視していいはずはないというのはわかる。
しかしテロにかぎらず、天変地異があってさえ、お上の判断を責めるのはいつものウチの新聞のやり方。
そのくせテロリストから日本人を守るために、積極的に出ていくのはケシカランというのもウチの新聞の主張。
とにかく、なにがなんでも政府に責任を持っていくのが、ウチの新聞。
読むにたえないこの論調がまたおもしろくて、あいかわらず購読し続けるワタシもつくづく変人だなと思う。
この記事を読んだかぎりでは、対談形式ってことになっているけど、そのまえに新聞社側と、こんな内容でやって下さいと打ち合わせがあったことは確実。
ひょっとすると2人とも名義貸しだけで、じっさいの対談なんかやってないんじゃないか。
朝日新聞にお願いだけど、もう名前を聞いただけで不信感を持ってしまうような人を担ぎ出すのはやめてほしい。
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