病院に行ってきた
病院に行ってきた。
血圧が高いということで行ったわけだから、お医者さんのまえで血圧を測って、もしも低かったらわたしはウソつきということになってしまう。
だから、このときばかりは高くあってほしいと祈るような気持ち。
結果はもちろん高値安定で、数値を見ただけでお医者さんがしぶい顔。
でもね、でもねとわたしは弁解する。
わたしって肉がキライでしょ、脂っこいものがキライでしょ、野菜が好きでそればっかりだし、タバコは吸わない、酒はほどほど、暴飲暴食もせず、糖尿もないし、肥満でもないし、こないだなんかひとりでロシアへ行ってきたくらいだし、それでどうして血圧が上がるんでしょうと。
塩分はどうですかと、お医者さんの冷たいひとこと。
それをいわれるとヨワイ。
自慢じゃないけど、わたしは漬け物がないと食事がすすまないタチなので、毎日のようにいろんな漬け物を食べる。
原因はそれだなとお医者さん。
たまに自分で作った味噌汁をガブ飲みすることは黙っていた。
薬だけで治そうったってダメだ。
塩分を控えなさい、塩分を。
いわれてむかしの友人を思い出した。
彼も高血圧要注意報で、豆腐やマグロの刺身を醤油も使わずに食べていた。
そんなものが美味しいのか。
ああ、先月新潟で食べた野沢菜の美味しかったこと。
刺身をびたびたに醤油にひたして食う悦び。
具沢山の手製の味噌汁をまえにした快楽。
あれは永遠に過去のものになったのか。
あしたは神経内科に行けって、日赤の紹介状をもらって帰ってきた。
楽しみだな、どんな結果が出るか。
添付した画像は、ロシアで街をさんざん歩きまわって、ぐっとへっこんだわたしのお腹だ。
すこししまりがないけど、自然体でこれです。
うらやましいと思う同世代がたくさんいるんだろうなあ。
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