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2015年3月21日 (土)

ロシアⅢ/食べもの

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ロシアではろくなものを食べなかった。
夜中に目を覚ましたときは、買い置きの (韓国製) カップラーメンを食べた。
たちまち、ロシアまで行ってラーメンかいという批判がましい声が聞こえる。
いや、どうせ1人じゃ店に入る勇気がないから、ホテルにひきこもっていたんだろうというかげ口まで聞こえてしまう。
ひとりで海外に出かける勇気のない人間ほど、そういうことをいうものだ。

そもそもわたしは西洋料理がキライである。
なにを食べても美味しいという、女性みたいに無神経な胃袋を持ってないのだ (いちどこのセリフいってみたかったんだよね)。
司馬遼太郎という人も外国料理がニガ手だということを、「街道をゆく」 のあちこちで書いている。
外国まで行って、そんなものを無理して食べたいという人の気がしれない。

なにか食えそうなものはないかと、「地球の歩き方」 に出ている食べ物の写真をにらんでみた。
ロシア料理とくればボルシチだ。
でもこれはスープだからこれだけ注文する人はいないだろう。
ビーフストロガロノフというものもある。
ナイフとフォークで食べなければいけないみたいで、それだけでもうお呼びじゃないって感じ。
ピロシキなんて揚げパンみたいなものは、2年前に食べたことがあるけど、とくに感銘を受けたわけでもない。
ほかにウサギの肉や、ワレニキという餃子みたいなもの、緑色のボルシチなど、わたしだってけっこういろんなものを食べてるんだけど、もういちど、ぜひ食べたいというものはあまりないのである。

わたしはヘソ曲がりでいってるわけじゃない。
とにかく食事の話題はわたしの手にあまるということだ。
で、牛丼でもないかと、ロシアにいるあいだ、日本食レストランにはよく行った。
たいていの店は想像を絶する不思議な日本食を出すのだが、前述したとおり、モスクワでは知り合いの紹介で、本格的な刺身定食を食べた。
やっぱり刺身だね、御新香やテンプラなど、世界に誇る和食だねとしみじみ。

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