ロシアⅢ/エルミタージュ
エルミタージュには、サンクトペテルブルクに到着した翌々日に出かけた。
もうこのころには時間が1時間ずれていることを認識していたから、美術館の開館も11時半ではないかと考え、徒歩でのんびり出かけた。
1枚目、2枚目の写真はアレクサンドルの門と、そこからながめたエルミタージュ。
エルミタージュのKACCA(チケット売り場) は宮殿の中庭に入ったところにある。
オープンにまだ15分ぐらいあったので、7、80人ほどの行列ができていた。
これでも夏の行列に比べればぜんぜん少ないほうだ。
夏になると宮殿からはみ出して、エルミタージュのまえに広がる皇帝広場の半分あたりまで行列は長くなる。
ネットを検索すると、日本でチケットを購入しておいて、強引に割り込むような荒技もあるみたいだ。
3、4枚目の写真は、ガーン! 開館15分前の行列。
わたしは前売りチケットも買ってないし、割り込む勇気もないから、おとなしく行列に並んだ。
行列は入口の建物に向かって、左右にふたつできている。
わたしと同時に中庭に入った欧米人の娘は、わけ知りらしく、さっさと短いほうの列に行ってしまった。
事情を知らないわたしは、門をはいると、自然にその後ろにつく感じになる長いほうの列に並んだ。
他の観光客もほとんどが、文句もいわずに長いほうに並んでいた。
オープンは左右の列が同時だから、短い列のほうが進行が速い。
こんちくしょうと根に思うほど差があるわけじゃないけど。
エルミタージュの入口は5枚目の写真の、中央の建物のでっぱった部分の両側にある。
6枚目の写真は、向こう側の短い行列。
時間がくると先頭から30人づつぐらいのグループに分けられて、順番に入場することになる。
そうやって列が動き出してから、わたしがチケットを買って、クロークにコートを預けるまでに30分ほどかかった。
それでも混雑しているのはクロークのあたりだけで、「大使の階段」 を登ってしまえば、この季節はもともと客がそれほど多いわけではないから、あとはぜんぜん苦にならない混みようだ。
7、8枚目は切符売り場とクロークのあたり。
入場したあたりで館内の地図をくれるので、いちおうもらっておいたけど、ロシア語だからほとんど参考にしなかった。
なに、いくら広くたって、徹底的に歩きまわれば、なにがどこにあるか自然におぼえてしまうさ。
ところがそれは、自分の歳のことを考えればトッテモ無謀な考え方だったのだ。
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