またウチの新聞
またウチの新聞。
先日の朝刊に、戦後の歩みについて、日本とドイツのアンケートを比較してみるという特集があって、これはまあ、過去に何度もやっている、ウチの新聞にとってはおなじみの調査だ。
結果がまあまあウチの新聞にとって好都合な場合が多いので、性懲りなく、何度もやっているみたい。
もともと日本とドイツでは戦争を始めた原因や、当時の周辺状況も異なるのだから、アンケート結果を重大視するのはどんなものかと思うんだけど。
最近頭がぼんやりしているから、今日はブログの更新をするつもりがなかったけど、夕方になって朝刊を読み返してみた。
「国家と歴史」 という記事では、ドイツの加害者意識に一石を投じ、歴史博物館館長の座を棒にふった教授のことがいろいろと。
「日曜に思う」 というコーナーでは、特別編集委員の星浩という人が、もと駐米大使の発言をあれやこれやと。
そのあたりはいつものウチの新聞の論調で、べつに驚くようなことでもないけど、紙面のかたすみに 「取材後記」 という小さいかこみ記事があって、そこに “嫌韓、嫌中に続き「嫌独」という語がネットで飛び交い始めている” とあった。
ウチの新聞がことあるごとに、反省したドイツを見習えというのが、もうイヤでたまらない、うんざりという人が増えているのだそうだ。
わたしもそうである。
そのうちブログに、原因も状況も異なるドイツといっしょにすんなと書いてやろうと思っていたら、どうやら朝日に先手を打たれたようだ。
わかってるんじゃないか。
日本はドイツとちがうやり方で反省をつらぬいてきたと思う。
中国も韓国も、戦後の日本の歩みをもっと公平に判断してもらいたいと、こう訴えるのは、ウチの新聞 (朝日) の義務だとも思ってマス。
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