イラン
2、3日まえに放映された 「アジアハイウェイを行く」 という番組は、このシリーズの2回目で、“知られざるイスラムの大国イラン” という副題つき。
イランというと、最近ではとてもコワイ国という印象があるけど、番組の中ではなんとかいう俳優が平和に旅をしていて、むしろ日本人はイランの人たちから好感を持たれているような雰囲気があった。
念のためネットで検索してみると、イランを自由旅行した人の紀行記も見つかるし、それもそんなむかしの話ではないから、この国はけっして日本人に門戸をとざした国ではない。
イスラムの戒律のきびしいイランでは、女性がひとりで旅をしても男にまとわりつかれることもないだろうし、わたしの感じでは、国境の一部をのぞけば、現在のエジプトより安全な国かもしれない。
ロシアのサンクトペテルブルクで西洋ふうの都市をたっぷり見てきたわたしは、もうパリもローマもマドリードもどうでもいいやという感じ。
ひとつ意表をつく目的地ということで、イランにでも行ってやるか。
そう考えて、やっぱり止めた。
なんのかんのといっても砂漠の国だ。
かって旅をした中国の西域を思い出すけど、酷暑の中のハードな旅になりそうで、もはや若くないわたしにはとってもムリ。
思い出すのは北京で開催されたアジア競技大会のときのイラン選手団の入場行進。
おそろいのスカーフで頭をつつんだ女子選手たちの美しさ。
美貌競技というものがあるなら、イランはまちがいなくメダル候補だと思ったもんだよねえ。
動機が不純だなんていわないで。
イスラムの女性の身持ちがとっても固いことは百も承知デス。
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