カリマンタン/イスラム国
インドネシアは信者の数が世界一のイスラム国である。
バリ島のように住人のほとんどがヒンドゥー教徒という島もあるけど、カリマンタン島はイスラム教徒が多いという。
これはゆゆしき問題である、飲んべえには。
イスラムでは酒が厳禁だ。
豚肉も厳禁だけど、わたしはもともと肉がキライだから、そっちのほうは痛痒を感じない。
同じイスラム国でも、中国の新疆ウイグル自治区なんか、漢族がたくさん入りこんでいるから、わりあい苦労しないで酒が飲めるんだけど、それでもまちがえてイスラム教徒ばかりの店に入ってしまい、ビールを注文して、白い目で見られたおぼえがある。
インドネシアはそんなに戒律が厳しそうに見えないけど、そうでもないらしい。
困ったもんだね。
トルコなんかかなり世俗的で、自分の国で酒を製造しているくらいだし、ワイン発祥の国という噂もあるくらいなのに。
バリ島にしたってその繁栄は、インドネシアの他の場所に比べれば、たまたまイスラム教徒が少なかったせいで、酒が飲めなきゃ観光客は半減していただろう。
わたしはアル中ではないから1週間ぐらい飲まなくても平気だけど、そう思うけど、わからんね。
なにしろ暑いところらしいから、ビールくらい飲みたくなるんじゃないか。
ガイドブックを読んだら、そういうときはホテルで相談すると、こっそり飲める場所を教えてくれると書いてあった。
なんだ、そうか、あははって、まるで禁酒法時代のアメリカに乗り込むような感じ。
イスラムにはラマダンというものがある。
この時期は禁酒の原則がことさら厳しくて、ふだん酒が飲めるところでも飲めなくなるという情報もある。
そんなことはぜんぜん考えてなかったけど、ラマダンにぶつかったらひどい目に遭いそうだ。
で、また調べてみた。
インドネシアのラマダンは、今年は7月9日から1ヶ月だそうだ。
タッチの差でわたしの旅行とずれていた。
やはりわたしの幸運は続いているようだけど、ほんと、ムズカシイもんだね、イスラムの国へ行くっていうのは。
画像はネットで見つけたもの。
なぜか 「インドネシア」 「女性」 というキーワードで検索すると、髪や肌を露出した女性の写真が多い。
わからん国だ。
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