オットセイ
テレビでニュースを見ていたら、千葉県でボロボロの状態で保護されたオットセイが、元気になって海に放されたという。
水族館で手当てをしたら、彼女は2カ月で20キロも太ったそうで、海に放されたとき、なごりおしそうにふり返りふり返り去っていったそうである。
そりゃそうだ。
3食昼寝つきで、手厚い介護までついた怠惰な生活から、これからはきびしい生存競争の世界で自立していかなければいけないのだ。
水族館でイルカを飼ってはいけないという世論も、こうした事情をよく考えて、野生動物にとっても水族館は天国ナンダということをよおく考えてもらいたい。
もちろん全部のイルカが怠惰な生活におぼれちゃ困るけど、そのうちのほんの少しが、人間を啓発するために水族館で暮らしたって、けっして虐待には当たらないのである。
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