From Kalimantan 02
わたしの海外旅行における最大の危機。
じつは今回は荷物をバッグパックひとつにまとめるつもりが、やってみたらわたしの登山リュックに入りきらず、やむを得ずふたつに分け、そのうちの羽田から貨物送りにした旅行バッグが、バンジャルマシンに届かない。
カードや大半の現金など、旅行に必要なもののほとんどがそちらに入っているので、ホテルに缶詰状態で途方に暮れる。
さあ、どうする。
これが途方に暮れなきゃ、途方に暮れるなんて言葉の使い道がないくらい途方に暮れた。
どうする、どうする。
思いあぐねてジャカルタの日本大使館に電話してみたら、インドネシアはラマダンで、みんな仕事に熱が入りませんから、夕方まで待ってみたらとつれない返事。
荷物がちゃんと届くかどうか定かじゃないのだから、こうなると金満国の日本人といえども無駄遣いはできない。
腹をへらして街をさまよい、ホテルにもどったら、やっと届きましたと、フロントの女の子。
思わず彼女を抱きしめたかったけど、もちろんイスラムの国でそんなはしたない真似はできません。
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