« カリマンタン/クンバン島 | トップページ | カリマンタン/親と子 »

2015年7月26日 (日)

カリマンタン/綿の木

クンバン島をあとにして、ふたつの川の合流地点からマルタプラ川に入ると、また水上集落が両岸にならぶのどかな景色になる。

119a119b

この合流地点のあたりで奇妙な木を見た。
遠くから見ると、大きな白い花がたくさん咲いているように見えるんだけど、近くに寄ってみると、なんだか綿のかたまりのようなものがたくさんぶら下がっている。
帰国日に同じコースのクルーズをしたので、そのとき長髪クンに尋ねると、頭をおさえて眠るようなそぶりをする。
枕になるという意味だろうか。

なんという木なのか、帰国してからネットで調べてみた。
インドネシア語では 「ポホン・カプック」 と呼ばれている木だそうで、英語では 「カポック」、日本語では 「パンヤ」 と呼ばれているそうである。
花が散ったあとに長さ15~20センチの種がなり、種子は最初は緑色をしているけど、だんだんと茶色くなって、最後にパカッと割れる。
中から出てきた綿状のものは 「天然パンヤ綿」 という名で、手芸店で売られていることもあるそうだ。
こんなことをおぼえても人生の役に立ちそうもないけれど。

119c119d119e

東南アジアの水上集落というとみすぼらしいというのが相場だけど、ちょいと視点を切り替えれば、これほど絵画的で美しい景色はないと、わたしはじっさいにそう思った。
水は赤茶色のままだけど、はきだめ運河とちがって、このあたりならわたしも泳いでいいかなといえるくらいの汚染度。
そんな民家のすぐわきで水浴をしている女性たちもいる。
もろ肌を脱いで水を浴びている女性は、ひじょうに健康的で、ゴーギャンの描いたタヒチの娘にそっくりである。

119f119g119h

このクルーズだけで、今回の旅行はモトが取れたような気がしてしまった。
しかも30人ぐらい乗れる船を借り切って、往復3~4時間のクルーズ料金は2500円ぐらいだったから、けっして高いとも思えない。

119i

ところがこの30人乗りの船は、ホテルまであとすこしのところでエンコしてしまった。
エンジン・ストップだけど、まだ惰性で動いているあいだに岸壁に寄せてもらい、そのあと20分ぐらいは徒歩でホテルに帰ってきた。
個人旅行はいろんなことがあるからおもしろい。

|

« カリマンタン/クンバン島 | トップページ | カリマンタン/親と子 »

旅から旅へ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カリマンタン/綿の木:

« カリマンタン/クンバン島 | トップページ | カリマンタン/親と子 »