カリマンタン/ベルホテル
部屋は広いし、ベッドは大きく、バストイレもきれいで、机や中身満載の冷蔵庫までついている。
熱帯の街だからエアコンは当然で、1階にあるパソコンは無料で使い放題。
朝食はバイキングで、インドネシア料理、西洋料理が選べる。
口コミ情報では満足している人が多かったようだけど、草食系で偏食ぎみのわたしにはちとうんざり。
でもこれはホテルの責任ではないし、果物が豊富なのはよかった。
ホテルの窓からの景色がよくないという口コミもあったけど、もともとそういう環境にあるホテルだから仕方がない。
ヒマつぶしに往来を眺めていると退屈しないんだけどね。
ホテルの目の前にはデパートもどきがあるので、買い物にも便利。
こんな調子で、わたしにはとくに文句のないホテルだったけど、しいて、しいてアラを探せば、問題がないわけでもない。
わたしの部屋は2楷にあり、部屋ではWi-Fiの感度がわるく、いちいちフロントのま上に行かなければならなかったこと。
売店では日常品を売ってないし、ホテルで両替もできなかった。
冷蔵庫の温度があまり下がらないのも難点だな。
菓子パンを買って部屋に置いておいたら、細かいアリにたかられたので、冷蔵庫にしまっておいたら、やはりたかられた。
アリがしぶといのか、冷蔵庫の温度が下がらないせいか。
プールがないのがペケという口コミもあった。
こんなことを要求するのはアメリカ人に決まっている。
イスラム教徒の多い中国の新疆ウイグル自治区でも、男女が水着ひとつになって大騒ぎしていたくらい、時と場所をわきまえないのが連中だ。
目の前が川じゃないか。
飛び込めるものなら飛び込んでみろ(この件については後述)。
服務員たちはみんな親切だけど、フロントに日本語を話せるものはひとりもいない。
そんなものを期待するほうがおかしいか。
しいて探したにしてはずいぶん問題が多いじゃないかといわれるかもしれないけど、こんなのわたしには些細な問題ばかりである。
忘れちゃいけないけど、インドネシアはイスラム国家だ。
宿泊客がムスリムだった場合のために、部屋の床は絨毯で、天井にメッカの方向を示すマークがついている。
このマークの下でビールを飲んでいたわたしは、人間以下ってことになるのかも。
このホテルはマルタプラ川の岸辺にあって、水上マーケットの見物に行くときなどは、ホテルからそのまま船に乗れる。
でもオランウータン見物やジャングル・クルーズは、募集もしてなかった。
バンジャルマシンはもはや奥地といえない場所にあるのでやむを得ないけど、そういうものがあるならぜひ参加したいと考えていたわたしには残念。
前述したように一歩街に出れば、たちまち阿鼻叫喚のまっただ中といっていいホテルだから、それが最大の利点にも欠点にもなる。
利点にするのはあなたの考え次第ということだ。
え、値段?
1泊が55万ルピアです。
最初はびっくりするけど、これを日本円に換算するには、末尾のゼロをふたつ削除すればよろしいということがわかってホッ。
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