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2015年7月 9日 (木)

カリマンタン/問題の2

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なかなか本題に入らないけど、トラブルや問題は最初に話してしまえというスタンスなので、もうちっとご辛抱を。

往路の飛行機 (インドネシアの国内便) がキャンセルになって慌てたおぼえがあるから、帰りもヤバイというので、帰国当日になってガルーダインドネシアに問い合わせてみた。
すると案の定、なにやらごたごたと。
わたしには予定していた飛行機が遅れますという意味に聞こえたけど、たまたまこの旅のあいだにバンジャルマシンで知り合った旅行ガイド君がそばにいて、彼の説明では、搭乗予定の飛行機がキャンセルになって、もっと早い便に振り替えてほしいとのこと。
このガイド君は英語しか話せないので、わたしに意味がわからないのはいっしょ。
うーんと考えているあいだに、彼はさっさとタクシーを呼んでしまった。
まだうーんと考えたいんだけど、押し込まれるようにタクシーに乗って、うーんと考えるヒマもあればこそ、わたしは荷物をかかえて飛行場に向かうことになった。

おかげで帰りの飛行機は20時発の予定なのに、15時には飛行場に着いてしまった。
ここで飛行機の変更や搭乗手続きはぜんぶガイド君がやってくれたけど、ガルーダもいいかげんなもので、あら、もう来ちゃったの、飛行機ないわよ (はたから見ているとそんな感じ)。
でもせっかく来たんだからと、となりの飛行機会社のカウンターに行って、あんたのところに空きはない?(はたから見ているとそんな感じ)。

そういうわけでバンジャルマシンからの帰り便は、となりにあった Citilink という飛行機会社に振り替えになった。
なにがなんだかわからないけど、なにしろインドネシアだからな、こういうことは普通なんだろうと悟りきって、ジャカルタまで無事にたどり着くほうを優先させることにした。
Citilink というのはLCC (格安航空会社) らしく、機内でメシも出なかったから、ガルーダにそのぶん金返せといいたくなる。

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国際空港のジャカルタにたどり着いてから、またごたごた。
帰りは往路と反対方向に進めばいいんだろうと軽く考えていたのに、そうではなかった。
来るときは同じ建物の中を移動しただけだったのに、空港職員らしいそのへんの娘に、日本行きはどこですかと訊いてみたら、あっちですと建物の外を指す。
歩いて行けますかと訊くと、とても無理だという。
じゃタクシーを使えばいいですかと訊くと、いいえという。
徒歩もタクシーもダメじゃどうすりゃいいんだ。

つまり空港のシャトルバスで国際線ターミナルに移動せよという意味だったんだけど、このていどでも英会話能力の不足をしみじみ。
決心した。
帰国したらゼッタイ英語を習うぞって。

こんな騒動のおかげで、ジャカルタ空港で6時間も日本行きを待つ羽目になった。
でもこのていどのことは、LCCを使って移動する旅人にはめずらしいことじゃないのである。
こんなに待たされるのはイヤという人は、国際空港のある街で最後の1泊をすればよい。
国際便がこれほど遅れることはあまりないようだし、空港のある街に泊まっていれば、極端に余裕をみて飛行場に行く必要もないのだから。
と、ひとつ勉強になった。

写真はノーテンキなバンジャルマシンの花と、振り替えになった飛行機。

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