カリマンタン/ぶらぶら

この旅に出るまえは、スイス・ベルホテルを3日間だけ予約し、もしこのホテルが気にいらない場合は、現地でべつのホテルを探そうと考えていた。
しかしとくに問題もなかったし、フロントの女の子とも顔なじみになっちゃったし、まわりがオールドタウンという点も気にいって、残りの3日もベルホテルに追加宿泊をすることにした。
6日も居座ってなにをしていたかというと、しょっちゅう街をぶらぶらしていたわりには、暑いからすぐにホテルへもどって、部屋でぼんやりすることも多かった。
これじゃバンジャルマシンの引きこもりだ。
もっと観光に行ったらどうなんだという人がいるかもしれないけど、わたしの旅はいつもこういうスタンスである。
ぜっかく来たんだからと、目いっぱい時間を有効に使おうという人がいるけど、そりゃくたびれるだけだし、だいたいバンジャルマシンには、バリ島のような名所旧跡はほとんどないのである。
ホテルを自分の家のように使い、ときどき思い出したように近所をほっつき歩く。
それで十分。
着飾った外見よりも、女性の中身、つまり肉体に興味があるのといっしょで、わたしはバンジャルマシンのふつうの人々の生活を知りたいのである。


両替をしようと街へ出た (今回の写真はすべてタブレットで撮ったもの)。
ホテルのまえでごろごろしている人力車をつかまえて、グランド・メンタリに行ってくれと頼む。
ガイドブックによるとこのホテルは市の中心部にあるそうだから、そのあたりをぶらぶらしてみれば、市の中心がいかなるものかわかるだろう。
銀行だってあるに違いない。

行ってみたらグランド・メンタリは、わたしの泊まっているベルホテルから、拍子抜けするくらい近いところだった (この写真のうちの、手前ふたつのビルはホテルと無関係かもしれないから、あまりアテにしないこと)。
たまたま目についた銀行に飛び込んで、日本円を両替したいというと、ウチではやっていませんという。
短刀を下げたガードマンが、あそこに両替屋がありますとなかなか親切。
いわれた両替屋で首尾よく1万円分のルピアを手に入れ、金を持ったままぶらぶらするのは危険だから、またいったんベルホテルにもどることにした。
市の中心部というのはわりあい通りも広く、いちおう文化的で、いくらか上品なところである。
バンジャルマシンで行儀のわるいのは、わたしが泊まっているベルホテルのまわりだけらしい。
わたしは外国に行って上品な街なんてものを見たいと思わない人間だから、それは結構なことだけど、ぶらぶらしているだけでも腹はへる。
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