カリマンタン/問屋街
ホテルの目の前がマルタプラ川で、門を出るとすぐに橋がある。
橋を渡った先に問屋街があって、いつでも仕入れに来た車、納品に来た車でごった返している。
旅行バッグが届かないので困っていたころ、最初にぶらついたのがこのあたりだ。
で、今回は問屋街の紹介をしよう。
問屋街といっても合羽橋みたいに洗練されていて、外国人観光客にも人気があるような場所じゃない。
詳しくは写真を見たほうが早いけど、ドブ板を踏みしめて長屋の路地うらを行くような感じ。
ちょっと不気味なところなので、奥のほうまで入っていこうという観光客はあまりいないんじゃないか。
扱っているのは穀類や干し魚などの乾物がほとんどだけど、ブランド商品のならぶきれいなショッピングモールなんかより、わたしにはとっても興味のあるところだ。
いまの季節の特産なのか、扱っている品物のなかに、小さなニンニクが多かった。
両手でかかえるようなでっかい袋に詰められたニンニクが、右から左へと、人間の肩で運ばれている。
フォークリフトのような機械力は、写真でもわかるように、とても導入できるような場所じゃない。
魚の干物も多かった。
お相撲さんみたいなこのおじさんは、写真を撮ってくれと強引だった。
わたしのブログに載ることを知ってんだろうか。
総じて人々の愛想のよさはおどろくほど、インドネシア人の愛想のよさは特筆に値するといっていいくらい。
問屋の主人もかつぎ屋も、みんな向こうから会釈をするので、こっちも会釈を返すのが大変である。
ただし、これはわたしがひとりだったことにも起因しているだろう。
大勢でつらなって、じろじろ見て歩いたら、人々の反応は違っていたと思われる。
やはりひとり旅のメリットというものはあるのだ。
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