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2015年8月 2日 (日)

たそがれ楽団

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幼なじみで彫刻家のカトー君から、今度はコンサートの招待だ。
なんでも 「たそがれ楽団」 というファミリーバンドで、暑気払いコンサートをするのだそうだ。
で、昨日は猛暑の中をひとっ走り、郷里まで車で往復してきた。

芸術家の中には本職以外に才能を発揮する人がよくいる。
わたしの知り合いの熊本のKさんもそうだし、カトー君もギターの弾き語りが得意である。
彼によりそう女性がまた音楽好きで、彼の伴奏で人前でどうどうと歌をうたう。
そのくらいならカラオケに行けばいくらでもいそうだけど、人を集めてコンサートをやるとなると、これはもうしろうとの域を抜けている。

「たそがれ楽団」では、カトー君がギターと歌を、奥さんがボーカル、娘さんがピアノとリコーダー (縦笛) を担当する。
歌われた曲は、「ケ・セラ・セラ」、「憧れの郵便馬車」、「ふるさと」 など、ポピュラーからロックンロール、唱歌までで、わたしの世代を感じさせるものが多かった。
聴衆もわたしの世代が多かったからちょうどよかったのかも。
出だしはいくらか緊張もあったようで、演奏がずっこけて、おいコラ、演奏中に打ち合わせなんかすんなというヤジも飛んだけど、3、4曲目あたりからテンポが快調になり、歌っている本人も楽しそう。

「尾瀬に寄す」 という曲が素敵だったので、あとで歌詞を調べようとしたらネットに見つからない。
これは彼らのオリジナルかもしれない。
カトー君の解説があったのに、耳のわるいわたしは聞き洩らしてしまったようだ。
機会があったら確認してみよう。

このコンサートを見てつくづく思ったこと。
カトー君はほんとうに、現実生活と夢の世界を両立させて生きている男であるなと。
現実世界というのは社会人として過不足のない生き方のことで、夢の世界というのは、彼が幼少のみぎりからあこがれていた、ビートルズに倣った生き方を追求するということである。
プログラムの中にはビートルズ・ナンバーもあり、しかも 「ツイスト・アンド・シャウト」 なのがスゴイ。
そういえば彼は、修学旅行のバスの中でもビートルズを歌ってしまう少年だったねえ。
わたしと変わらないトシで、そんなふうに、幼少のころからのあこがれに突進してしまう精神力もスゴイ。

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ギターをかかえた彼がメキシコ人かなんかに見えたので、ソンブレロのつもりでわたしの帽子をかぶらせてみた。
なかなか似合うと思うけど、あいにくわたしの郷里というのは名だたる保守の牙城である。
ちょっとでも規格にはずれた格好をすると、すぐ街中のうわさになり、あいつは変人だってことにされてしまう。
カトー君だって本心では耳ピアスに、手首のあたりのさりげないタトゥーで決めたいのかもしれないけど、そんなことをしたらみんな目ん玉を丸くして、おそらくコンサートも総スカンだ。
彼もこういう点では常識的なおとなだった。
やはり田舎で暮らすというのは、いろいろムズカシイことがあるようである。
それともワタシのほうがおかしいのかしら。

許可を得ていないので家族の写真は載せません。
本人については、YouTube に映像を載せているくらいだから、たぶんいいんじゃないかと思う。

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