カリマンタン/モスクと周辺
ダイヤモンド鉱山への往復で、モスクをいくつも見た。
ある町で長髪クンがわざわざ立ち寄ったのは、周囲にバザールまであるひときわ大きなモスクだった。
日本でも大きな寺院のまわりは門前町を形成していることが多いから、モスクのまわりがにぎやかな町になっていてもおかしくない。
現地にいるときはわからなかったので、いったいどこのモスクなのかと、帰国してからグーグルの地図、衛星写真をじっとにらんでみた。
寺院の前がタイルの敷きつめられた広い庭になっていること、バザールの位置関係などから、どうやらマルタプラという町にあるモスクがそれらしい。
ひときわ大きいだけではなく、まだ建物がピカピカというモスクで、参拝者はタイルの庭の入り口に履き物をぬいで、裸足で参拝していた。
モスクの内部にあまり興味がないから、露店やバザールをのぞいてみた。
バザールはイスタンブールのそれよりだいぶスケールが小さいけど、せまい場所に店舗が立て込んで、ごちゃごちゃした雰囲気はよく似ている。
売られているものは衣料品、雑貨から生鮮食品までで、バザールがこの国では日本のスーパーの役割を果たしていることがわかる。
IT機器や先進の家電製品はなく、そういうものでは、うーん、電卓を売っていたくらい。
露店で豆腐を見つけた。
食べてみたわけではないから味はわからないけど、日本の豆腐をもうすこし小さく裁断したような感じで、見た目はまったく日本の豆腐といっしょ。
長髪クンが貴金属店に案内しようとしたけど、そんなものを買うつもりはないからことわった。
買いものをする気はぜんぜんなく、ある店でブドウをひと房買ったきりで、あとはほとんど見物オンリーである。
車にもどったら長髪クンが運転手に、ダメダメ、なにも買わないよとぼやいているような口ぶり。
わたしが買いものをすると、店からキックバックがあるらしい。
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