やれやれ
朝になって安保法案はどうなったかいねと新聞を見たら、まだぜんぜんはかどってないようだ。
こういうゴタゴタは国会ではおなじみだし、わたしは60年安保も知っているので、べつにおどろかない。
おどろくとしたら、むかしとまったく同じ状況だってコト。
達観した気持ちでながめていると、人間のすることのなんたる卑小なことよと思えてしまう。
このブログにも載せた、水死したシリア難民の子供の写真、直後は世界中に同情の声が湧き上がったのに、あっという間にもとの黙阿弥だ。
けっきょく現実のまえに、理想や個人の感情は無意味ということか。
安保法案は粛々と、おさまるところにおさまりつつあるように思える。
はっきりいえるのは、日本が戦後70年、平和を維持できたのは、平和憲法のおかげじゃないってことだ。
状況が変われば、いま安保法案阻止に熱中している国民の大半が、こんどは戦争やむなしって考えに乗り換えるのは必至。
ちょうど、三国干渉ケシカラン、やつらを討つべしと、日本中が世界大戦に突っ走ったように。
ああ、わたしの右傾化はいよいよ急だ。
毒をくらわば皿までと、わたしもいよいよまっしぐら。
これじゃいけない。
やっぱりどこか旅行のことでも考えているほうが無難だろうか。
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