情報発信
最近もいっしょにお酒を呑んだ熊本のKさん。
彼はわたしより年上にもかかわらず、キャンピングカーに奥さん、飼い犬を乗せて、日本全国を走りまわっている。
目的は各地のクラフト・フェアに参加して、自作の笛や竹ペンを売って歩くことだから、そういうものを制作する工房がそのまま動き出したような感じだ。
なかなかユニークなキャンピングカーだけど、彼はさらにこの車にパソコンやカメラなどのIT機器を積み込み、移動しながらもブログやフェイスブック (以後はFB) の更新を続けている。
つい先ごろは、新潟県の防波堤で釣りをしましたって、FBにイシダイやカワハギの写真を載せていた。
添付した写真はKさんのFBより。
同じひきこもりでも (Kさんはけっしてひきこもりじゃないけど)、こんなふうに、どこからも、いつでも、気のむくままに情報を発信できるということは、わたしにはステキな可能性を感じさせる。
できることなら、わたしもキャンピングカーにIT機器一式を積み込み、世界中から発信してみたいものだ。
残念ながらわたしの知り合いの中には、パソコン同好会のメンバーの中にさえ、情報の発信ということに興味を持たない輩が多い。
いまや日本でも外国でも、小学生、中学生たちまでがスニーカーをはくように、気軽にLINEやスカイプで情報をやりとりし、ツイッターやFBを愛用し、写真や映像をネットに載せている時代だ。
これほど情報の発信が容易になっているのに、なんでそれをしないのか。
オレには電話があるって人もいるけど、電話ってのはいまでは化石の範疇に入る通信手段ではないか。
どうして情報発信に興味がないのか、つらつら考えると、他人と比較されたくないとか、炎上でもして笑いものになりたくないとか、思い当たることもいくつかあるんだけど、それをいうのはよそう。
パソコンといのは道具であって、骨董品ではない (使い捨ての消耗品と思ったほうがいい) のだから、道具そのものを愛しても仕方がない。
なにも毎日情報を発信する必要はないのだ。
さいわいというかなんというか、わたしの知り合いには棺桶に片足突っ込んだ人間も多い。
ブログでもツィッターでもFBでも、たまに更新することによって、まだ生きてますよという、安否情報のグッズになり得るのである。
情報が途切れたら、すわ、あいつは死んでいるなと理解してもらえ、いちいち訃報のお知らせをする必要もなくなるではないか。
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