1枚の写真
昨夜、ネットニュースを見ていたら、1枚の写真が欧米に衝撃を与えたという記事。
船でヨーロッパに逃れようとしたシリア難民の子供が、船が沈没して、遺体がトルコの海岸に打ち上げられたというもの。
聞いただけでも悲惨だけど、良識をそなえた日本のマスコミは、こういう写真をゼッタイに掲載しないのだ。
いったいどんな写真なのかと、例によってその写真をネットで探してみた。
そして見つけたのがこの写真。
知らずに見れば、子供が波打ちぎわで遊んでいるようにも、知っていてながめても、静かで崇高ささえ感じる写真である。
欧米のマスコミでは、どうどうとこの写真を掲載したものもあるという。
そのインパクトは大きかった。
小さな遺体からは想像もできないくらい。
体がぶち切れた、脳ミソが飛び出したなんてことがめずらしくないこの世界で、わたしは悲惨な写真を野放図に紹介すべきだとは思わないけど、今日のこの写真は目をそむけるべきものではないと思う。
今朝の新聞によると、その後この子供の身元が判明したようで、ネットにはこの子の生前の写真も見つかる。
愛らしいその子の写真をながめて、無神論者のわたしは、神様ってのはどこにいるんだい、何をしていたんだいと叫んでしまう。
バカバカしい!
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