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2015年10月17日 (土)

ノーベル賞

いくらヘソまがりのわたしでも、人が死んだ直後にその人の悪口をいったり、みんなが大喜びしているときにこれをけなす勇気はない。
ノーベル賞の欺瞞についてこのブログに書いたことがあるけど、日本人が受賞したすぐあとには、そんなことを書くわけにいかない。
でも、わたしのこころのうちに、ほんの少々のわだかまりがあったことは事実。

新聞を読んでいたらノーベル賞をもらつた中国の学者のことが出ていた。
これについて、あちらには素直に喜べない事情もあるようだ。
そんなことはどうでもいいんだけどね。
生粋の中国人として初めて科学部門のノーベル賞をもらったのは、屠ヨウヨウさんという女性だけど、受賞の対象になったのは、マラリアに効果のある物質をキク科の植物から抽出した功績だそうだ。
マラリア→キク科と連想していくと、日本人なら蚊取り線香を思い出すのが当然である。
蚊取り線香の原料は除虫菊なのだ。

たからこの中国の女性学者も、ひょっとすると蚊取り線香からインスピレーションを得たのかもしれない。
ということはぜんぜんないだろうけど、マラリアの特効薬でノーベル賞なら、蚊取り線香だって十分にその資格があると思う。
そう考えて、そうか、蚊取り線香が発明されたころは、まだノーベル賞がなかったもんなと思い当たった。

残念なことだ。
ニトログリセリンを珪藻土にまぜる程度のアイディアが、大発明ともてはやされた時代だ。
そんな大量殺戮の道具に比べたら、人類の福祉のために果たした蚊取り線香の役割のほうがはるかに偉大ではないか。
もうすこしノーベル賞の創設が早ければ、日本人の勲章はもうひとつ増えていたのにねえ。

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