優先席
朝早くから新聞を読んでいる。
と書くと、あ、また朝日新聞をけなすんだなと、わたしのブログをいつも読んでいる人ならきっとそう思う。
そうではなくて、今回は投書欄の一般国民の意見について。
ここも本誌面と同じくらい、たてまえ論や、見識のせまい主張が氾濫しているところなので、あまりわたしは好感をもってないんだけどね。
今日の投書欄には、「電車で妊婦への冷たさを知る」という意見が先にあり、それについての反応が載っていた。
わたしは妊婦になったことがないから知らないけど、そういう立場の人からすると、乗り物の中の優先席というのはあまり役に立ってないらしい。
マタニティマークなんかつけるとかえっていじわるされる場合もあるそうだ。
でもわたしのよく乗るバスでは、ラッシュの時間帯に乗ることが少ないせいかもしれないけど、おじいさんおばあさんが乗ってくると、あわてて席を譲っているのをよく見かけるぞ。
もちろん若いくせにどうどうと座っているバカもいるが、中国や途上国に比べればマシなほうじゃないか。
ロシアも女性優先と聞いていたけど、ぜんぜんそんなことはなかったし。
ものごとは相対的に見ないとわからない場合が多いのだ。
家に帰宅するときは、たいてい駅から始発バスに乗るので、座れないことはあまりない。
しかもわたしはどんな場合でも、いちばん最後に埋まる最後尾に座ることにしているから、ますます座れないことはない。
じいさんばあさんが乗ってきても、最後部までやってくることはあまりないから、ここなら無用な気遣いをしなくてすむ。
ずるいといわれそう。
でもわたしだって、近くに年寄りや妊婦がいれば、席をゆずるにやぶさかじゃないぞ。
いつもそういうふうに若者の手本になることをこころがけているんだけど、先日は若い娘に、ドーゾと席をゆずられてしまった。
ショック。
え、わたしもそんな歳になったんかい。
そんな歳に見えるのかい。
くやしくって3日ぐらい悶々としたっけが。
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