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2015年11月 7日 (土)

戦々恐々

CAR GRAPHIC(以後CG)の最新号を読んだ。
やっとフォルクスワーゲンの排ガス問題が取り上げられていた。
いっていることはしごくまともなことで、思ったとおり自分のところが、ワーゲンならびにドイツ車を徹底的に賛美していたことには触れてない。
きちんとテストしていれば、CGがワーゲンのスキャンダルを、世界で最初にあばくという栄誉を手にしていたかもしれないのに。
もっとも日本のCARジャーナリズムにそれを期待するのは無理だよな。

CGをひやかしても始まらない。
問題の本質を考えよう。

最近読んだネット上のサイトに、日本をきらいな国というスレッドが立っていた。
こういうことになると、戦後70年も経ってるのに、いまだにぶつぶついっているアノ国とアノ国がすぐに浮かぶけど、ドイツが3位に入っていたには驚いた。
ドイツと日本は戦後の歩みも似ているし、技術立国で、民主主義の先進国で、域内の重鎮であることも似ている。
アジアとヨーロッパというふうに住み分けもきちんとしていていて、人種もぜんぜん違うから、利害関係も近親憎悪もなく、お互いに相手を好きになることはあってもきらいになることはないと思っていた。
日本人でドイツがきらいという人はあまりいないだろう。
それなのに、なんでドイツは日本がきらいなのだ。

これについてランキングを引用した掲示板では、ドイツは戦争犯罪についてきちんと謝罪したのに日本はそうではないからとか、まえの大戦のとき日本がロシアとまともに戦わず、結果的にドイツの後方支援をしなかったせいだという意見もあった。
しかし大戦の悪夢を早く忘れたがっているドイツが、そんな過去にいつまでこだわっているとは思えない。

ここでまたフォルクスワーゲンのことになるんだけど、自分の国が世界一の技術先進国だと思っていた。
ところがアジアにひとつだけ、突き放しても突き放しても執拗にくいさがってくる、そればかりか、まごまごしてるとこちらを凌駕しかねない国がひとつだけある。
こういうときにイライラするのは人間も国家もいっしょ。
ついいらだちが高じて不正行為に手を染めた。
なんてことは考えられないだろうか。
ドイツが日本をきらいというのは、ワーゲンの問題ではなく、わたしにはもっと根の深い、いってみれば人種差別、白人優位主義が根本にあるような気さえしてしまう。

この問題で漁夫の利を得るのは日本の自動車メーカーだという説がある。
それはそうかもしれないけど、日本のメーカーがほくそ笑んでいるというのはどうだろう。
いまは何百万台のうちのほんの数十台の問題でも不良品のレッテルを貼られ、莫大な費用を計上するリコール、ヘタすりゃ聴問会にひっぱり出されかねない時代だ。
それも日本の車のように、売れている車が標的にされる可能性が高い。
エアバッグのタカタがいい例だし、かってはトヨタもひどい目にあった。
対岸の火事だなんてのんきにかまえちゃいられない。
日本のメーカーも、明日はわが身と戦々恐々としているのが本当のところじゃないか。

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