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2015年12月 2日 (水)

翻訳システム

中国人の知り合いにメールの返事を書こうとして、はたと困惑した。
どうやって中国語のメールを書くか。
わたしが相手とメールのやりとりをしていたのはだいぶむかしのことである。
当時使っていた中国語入力ソフトは時代遅れのものになってしまったから、いまさら新しいパソコンにインストールする気になれない。
メールのやりとりだけのために、わざわざ最新の中国語ソフトを買う気にもなれない。
仕方がないから英語でやりとりしてみたけど、わたしって英語もニガ手なのよね。

相手は中国語でメールを送ってくる。
こっちも日本語で送って、それですめばいいけど、相手にはきっと読めない、意味がわからないに決まっている。
さて、どうしよう。

ずるい方法だけど、ネット上の無料翻訳システムを使ってみた。
相手のメールを翻訳するだけなら、これまでも翻訳システム(たとえば「ヤフー翻訳」や「エキサイト翻訳」)を使っていたけど、こちらから送る場合はどうなんだろう。
自分の書いた文章を、翻訳システムで中国語に直し、それをそのままコピー&ペーストして相手に送る。
すると向こうに着いたメールが文字化けしてぜんぜん読めないということはないだろうか。

私のパソコンは日本語の環境下にある。
相手のパソコンは中国語の環境下にある。
そういう状況で、翻訳システムで中国語に直した文章を、そのままコピペして相手に送るだけで用事が足りるかどうか。
よくわかった人には、なにをいまさらといわれてしまいそうだけど、はじめて中国とメールをやりとりしたころ、わたしは文字化けの問題で頭を悩ましたことがある。

結論から先にいうと、問題なし。
試しに翻訳システムで翻訳した文章をコピペして送ってみたら、ちゃんとつじつまの合う返事がもどってきた。
これはいい。
これならこれからは厚い字引と格闘しなくてすむ。
ネットがますます世界をまたにかけた便利な道具になりつつある時代、文字化けという現象も過去のものになりつつあるのかもしれない。

注意しなくちゃいけないのは翻訳システムの実力。
「私は元気です」 という日本語を翻訳してみたら 「我精神」 という中国語になった。
これっておかしいんじゃないのと、そのくらい、少し中国語を勉強したことのあるわたしにはわかるのである。
で、「我精神」 という中国語をそのままコピペして日本語に直してみたら、これは正直に 「私の精神」 だって。
なんで 「私は元気です」 にもどらないのかしらないけど、翻訳システムの実力はこのていどということに注意しなくちゃいけないようだ。

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