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2016年1月26日 (火)

頓挫

O001

現在の日本という国は、わたしみたいな自由気ままを愛する旅行者にますます冷たくなっている。

じつはこの冬は、タイに、あるいは中国に行ってみようと、その準備をしていたんだけど、諸般の事情によりそうもいかなくなった。
このこと自体は冒頭の “冷たくなった” には関係がない。
問題はこのつぎの段階で、なにも海外でなくても、日本国内でも行ってみたいところはたくさんある。
それで考えたのが小笠原諸島。
日本では西表島に匹敵する、貴重な動植物の宝庫である。
自称ナチュラリストにとってはぜひ行ってみたい島なのだ。
じつはわたしは20年以上まえに2度ほど行ったことがあり、これは自分の青春を回顧するセンチメンタルな旅になるんじゃないかとも思う。

それでいろいろ調べてみた。
なにしろ交通手段が連絡船しかない島なのだ。
連絡船はおがさわら丸で、これは乗客定員が1000名あまりの船だそうだ。
船会社に電話してみたら、2月のしょっぱなはシーズンオフであるし、2等船室はガラガラらしい。
それなら宿屋もガラガラだろうと考えるのは当然のなりゆきだ。
ここまでのわたしの思考になにか問題があるだろうか。

そう思って余裕で1週間まえに予約をしてみたら、あにはからんや、5軒の宿屋に電話して、ぜんぶ満員ですと断られた。
こうなるとわたしのもの言いのどこかに、宿屋が敬遠したくなる要素でもあったかと勘ぐりたくなる。
しかし中には親切に、観光案内所に聞いてみたらとアドバイスしてくれる宿屋もあったくらいだから、そんなことはなさそう。

つまり、不景気だのなんだのといわれている日本には、現在でもいたるところに旅行者があふれているということだ。
そして早い時期の予約をしないかぎり、宿屋はすぐにいっぱいになるのである。
わたしみたいに、気のむくまま、足の向くままという旅人には、ひじょうに不便な時代になっているのだ。
なんか最近は世間の風が冷たいよな、としみじみ思うこのごろ。

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