揉め事
去年12月18日のこのブログで、カナダ人ユーチューバーのミラって女の子に触れた。
ユーチューバーというのは、他人が興味を持ちそうな映像を作って、それを YouTube に載せ、アクセスいくつでいくらというふうに報酬をもらっている人のこと。
世間にはこれで食っていこうという人も多いみたいだけど、アクセスを稼げるような映像を持続的に作るのは簡単ではない。
YouTube に日本を紹介する映像を上げている外国人はたくさんいるけど、ミラって子は政治的な発言もするので、なかなか勇気のある子だなと感心していたら、じつはその勇気をべつの方角でも発揮していたんだと。
最近知ったんだけど、彼女は他のユーチューバーを中傷する書き込みの常習犯みたいなところがあって、関係者といろいろ摩擦を起こしていたのだそうだ。
YouTube の映像には制作時期が明記されてないから、へえ、最近の話かいと調べてみたら、どうやら1年半以上まえのことらしかった。
知らなかったのはわたしだけか。
わたしは外国人が日本のことをどう思っているかということに興味があるので、こういう映像はよく観るほうだ。
ただ、いわれてみるとミラって子は、もの言いがはっきりしているだけに、ちょっと態度にとんがった印象がある。
なにくわぬ顔で、自分が中傷した相手と共演している映像まであるけど、そういう場合の彼女はちょっと投げやりで、すなおに相手に協力してないような雰囲気だ。
もっと早くわかっていれば、すこし減点評価をしておいたかもしれない。
彼女のうらの顔がわかったのは、中傷された側のユーチューバーが、文章の中の独特の言いまわしや、くりかえされる同じ間違いを分析した結果だという。
なるほどね。
文章というものは偽名で書いたって、見る人が見れば、誰が書いたかよくわかるものなのだ。
たとえばこのワタシ、ブログにこれだけの量の文章を書いているのだから、もはや個性やクセは隠せないものになっているだろう。
悪いことはできません。
ユーチューバーも大変だ。
最近は映像の報酬が以前とくらべるとガタ減りして、投稿のうまみも減っているようだし、ヘタに人気が出ると嫉妬や非難中傷のマトにされる。
わたしもときどき YouTube に映像を載せてるんだけど、まったくアクセスが増えないから、その点はじつにこころやすらかな毎日だ。
ミラって子の問題がその後どうなったのかわからない。
あいかわらず YouTube には、中傷した側の映像も、された側の映像も載っているし、ミラって子の映像は去年(2015年)の暮れにも載っていた。
そんな揉め事を知らなければ、いまでもけっこうおもしろい、役に立つ映像も多いんだけどね。
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