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2016年2月18日 (木)

谷崎潤一郎

著作権が切れたはずなのに、なかなかネットの青空文庫に上梓されない谷崎潤一郎の作品。
なにか理由があるのだろうと、いいかげんあきらめていたけど、今日ひさしぶりにチェックしてみたら、「春琴抄」と「吉野葛」、ほか1作が読める状態になっていた。
ほかにも30作以上が準備中だというから、もうそれほど遠くない時期に、彼の作品の大半が読めるようになりそうだ。

15年8月1日のこのブログに、「春琴抄」「吉野葛」、それに「少将滋幹の母」の3作を、パソコンで(タダで)読みたいと書いたことがある。
そのとき、いささか地味めの選定ですけどとことわったものの、ここにあげた作品のうち、2作が先陣を切って公開されたということは、やはりこのあたりが谷崎の、万人の認める人気作品ということになるのだろう。

わたしが谷崎の作品を好きな理由は、やっぱりそこに流れる日本的情感である。
日本的情感といっても江戸時代じゃない。
谷崎作品の多くは、わたしの世代がかろうじて眺めることのできた、昭和の前半までの景色をありありと想起させてくれるのだ。
映画なんかでもそうだけど、わたしは古い作品の中にあらわれる、本物のそのころの背景に、とっても郷愁を感じてしまうのである。

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