富山湾/思案
さて思案。
もしもホタルイカ観光船に空席があるなら、この晩はそれに乗るつもりだったけど、あいにく満席ですと断られてしまった。
ホタルイカを見るためには自分で海岸まで行くしかない。
ホテルから海岸までは10キロ以上あって、とても徒歩で行ける距離ではないし、深夜なので交通の便はタクシーぐらいしかない。
しかし、出るか出ないか、出没する時間もわからない相手にタクシーは不経済だ。
で、レンタカーを借りるつもりでいた。
上記のように不確実な相手を見るためだから、車は安ければ安いほどいい。
かたっぱしからレンタカー会社に電話してみたら、1軒だけ軽四輪が空いているという店があった。
ほかの店はみんな、最低でもヴィッツ・クラスしか空いてませんという。
軽とヴィッツでは料金が倍くらいちがうのである。
ところが軽が空いているという店は郊外にあって、そこまでタクシーを使って行くのも大変ですしねえと、これは店のほうから心配されてしまった。
路面電車を乗り継いで近くまで行けないかと調べてみたけど、いちばん近い市電の駅までもけっこうある。
バス路線になると、これは調べてもわかりっこない。
だいたいそこまでやって軽にこだわっても仕方がない。
この日のわたしは早朝の4時ごろから起き出し、6時には池袋に向かい、7時20分のバスに乗り、6時間半かけて富山にやってきて、そのあと富山市内をうろついて、やっとホテルにもどってきたところだ。
早めに寝るつもりだけど、はたして夜中に起きられるのか。
ヘタして寝過ごしたら、せっかく借りたレンタカーはフイになってしまう。
なに、ホタルイカの見物は明日かあさっての夜でもいんだからと考えて、この日のレンタカーはあきらめた。
あきらめてどうしたかというと、これはやっぱり寝るしかない。
すると夜中に起き出して、またカップラーメンを食い、ビールを飲み、タブレットを使うしかないのである。
ふだんの日常を富山まで持ち込むってのがわたしのわるいクセだな。
添付した写真は、富山市の個人タクシー(なぜかデンデン虫マークが多いね)と、街で見かけたレンタサイクル(らしい)。
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