サクラ
ネットニュースを見ていたら、サクラの起源はウチであると中国や韓国が主張しているそうだ。
でも谷崎潤一郎の「少将滋幹の母」なんて本を読むと、平安時代にもうサクラが出てくる。
そんなむかしからあったものなら、いまさら起源がどうのといっても仕方ないでしょ。
あ、そうか、この小説は昭和に書かれたものだったっけ。
ホントにサクラは平安時代からあったのか。
そう思ったけど、やっぱりなんでもいい、どうでもいいやという結論。
ヤマザクラなんかどこの馬の骨かわからんけど、少なくともいちばん肝心なソメイヨシノだけは日本産の突然変異であることはまちがいない。
そもそもソメイヨシノの染井というのは、はじめてこの品種を開発した江戸の染井村にちなんでいる。
たまたま染井村のゴミ捨て場で発見された品種であるなんて記事を、どこかで読んだ記憶もある。
それはともかく、これは誰でも知っている事実なので、いまさらわたしが自分の知識をひけらかそうって気はぜんぜんない。
サクラを愛でる伝統のなかった中国や韓国が、いまごろになってそんな主張をするのはケシカランと思ったら、このニュースの発信源は産経新聞だった。
朝日新聞と対極にあって、やはりわたしが眉にツバつけて読まなくちゃいけないと考えている新聞である。
みなさんもニュースを読むときは、発信源に注目を。
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