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2016年5月13日 (金)

散歩

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散歩にいく。
そんなわたしのかたわらを、どたどたとランニングシャツに短パンの若者が追い越していく。
なかなかハンサムで、赤銅色に焼けた肩の筋肉、わたしの2倍はありそうなぶっとい腕からすると、スポーツマンらしい。
フン!
ああいうのにかぎって頭は空っぽなんだよなと思う。
ところが彼はなかなか優秀で、近くにあるICU(国際基督教大学)の学士さまだったりする。
フン!
こういうのにかぎって、高慢ちきで、きらわれ者なんだよなと思う。
ところが彼は謙虚な男で、仲間うちの評判もよく、きれいな彼女がいて、卒業後は証券会社にでも就職して、まじめに働くから順調に出世をする。
フン!
こういうのが体制に順応して、パナマ文書に会社が名を連ねても不思議と思わない人間になるんだよなと思う。
ところが彼は曲がったことがキライで、会社の不正に目をつぶれず、辞表を叩きつけ、もって生まれたやさしい性格から、ボランティア事業に一生をささげる決意をする。
フ・・・・・

やれやれ。
どう考えても彼とわたしは別世界の人。
どうして人間は生まれたときから不公平なのか。
わたしだって頭と顔がよくてスポーツマンだったら、べつの人生があったはずだと文句をいいたくなる。

いちゃもんをつけようのない完璧人間の彼は、シリア難民を支援する事業に参加し、現地を視察にいって、過激派のために爆死する。
まあ、なんでもいいけど、死んじまっちゃあねえと、相手を殺してようやく溜飲を下げる。
つくづく自分がゴミだと思わせられた今日の散歩だったよな。

画像は散歩道に丈なす草。
甘い草いきれがたまんないけど、これもそのうち刈り取られる運命。

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