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2016年6月13日 (月)

タイ/男と女

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来月からのタイ旅行、目的地はバンコクとチェンマイにした。
チェンマイというと、わたしの世代はついにんまりする。
わたしの同輩にもよからぬ詮索をする輩がいそうだ。
団塊の世代にとって、チェンマイといえばタマモトトシオさんである。
若い人はこの名前を知らないだろうし、知る必要もないけど、ハーレムという男の夢を実現させ、チェンマイの名前を日本の津々浦々にまで知らしめた偉大なおじさんだ。

彼の功績のおかげで、チェンマイというと、どうしても一種のよからぬ連想が働くのはやむを得ない。
いや、わたしは品行方正な人間だからと弁解しても、品行方正でない人間ほど、他人も同じことをすると思うものだ。
弁解なんかするとよけい怪しまれる。
こういう場合はどうしたらいいだろう。

以前の旅ではプーケットに行った。
そこがリゾートであることぐらい知っていたけど、わたしはじっさいに行くまで、タイのリゾートが何を意味するのかぜんぜん知らなかった。
夜になってホテルの近所の歓楽街に歩み出でて、わたしははじめてこの国を訪れる日本人、欧米人が求めるものの実体を知ったのである。

いやもう、新宿の歌舞伎町なんてメじゃないね。
けばけばしいネオンと騒々しい音楽の下に、カワイ子ちゃんの娼婦から男娼、オカマまで、そしてそういうものを求める世界中から集まった男たち(女も)の、あからさまな欲望がうずまいて、リオのカーニバルか、はめをはずした日本のハロウィン・パーティーみたいなところだった。

つくづく思ったのは、これこそが人間のあるべき姿。
おたがいに得るものがあるなら、これはもう、そこでやっていたムエタイ(タイ式ボクシング)みたいなものではないか。
おたがいにいい汗をかいて、終わったあとは握手して別れる。
じつに健康的。
プーケットでは、わたしも一軒の店に入って、やり手ババアや、そこで働いている女の子と会話してきたけど、彼女らのあっけらかんとした態度には感心した。

最近の日本はまじめすぎて、ちょっとでもそういう方面で目立つ行為をすると、世間やマスコミから袋だたきにされる。
これって偽善じゃないのか。
開高健さんの紀行記を読むと、南米まで同行した雑誌の編集者、カメラマンも、あちらの歓楽街で盛大に励んでいるくらいだ。

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とにかく、歓楽街というのは見ているだけで退屈しない。
ひょっとするとおもしろい探訪記が書けるかもしれないと、そんな期待を抱いてわたしはチェンマイに行くのである。
じつはもういちどプーケットに行こうかと思ったんだけど、タイという国はどこの観光地にも似たような歓楽街があるらしいので、今度はチェンマイにした。
まじめなわたしのこと、あまり深い潜入を期待されても困るんだけどね。

そんなわたしだって、ヘタすると誘惑に負けるかもしれない。
そんなとき同行者がいると、わたしの知り合いには口の軽いのが多いから、帰国してからわたしの悪行は、アッという間に日本中、世界中に拡散することとなってしまう。
だから今回は誰も誘わないことにしたのである。

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