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2016年7月29日 (金)

タイ/ぶらぶら

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さらに歩き続ける。
もういいかげん疲れていたけど、乗り物に乗るほどでもないし、急いで帰ってもやることがない。
この日は日曜日なので、夜になるとホテルの近所でナイトマーケットが開かれるんだけど、まだだいぶ時間がある。

ということで、ひたすらぶらぶら。
ぶらぶらしながら写真を撮る。
帰国してからここで撮った写真をじっくりながめたら、ひとつ問題があることがわかった。
どうも写真だと、じっさいより1、2割かた、清潔できれいなところに見えてしまうのだ。
あとでがっかりして苦情を寄せられても困るので、以後の写真も、そのつもりで割り引いて見てくれますか。

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ぶらぶらしているだけなら、さっさと郊外へゾウに乗りに行くとか、トレッキングにでも行けばいいのにという人もいるだろう。
でも、めったに来れないのだから、何でもかんでもみんなやっておこうというのはビンボー人の考えだ。
わたしには今回の旅は下調べみたいなつもりもあるのだ。
街のことをよく知り、気に入ったらまた再訪すればいいではないか。
これまでもわたしはそういう考えで、まず街を歩きまわり、徹底的にその街の地理を頭に叩っこんだあと、中国やロシアを再訪問したのである。

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あいかわらず閑静な住宅街をぶらついていると、タイの民族様式なのか、三角屋根のいっぷう変わった建物があった。
この日は日曜日でだれもいなかったけど、Yupparaj Wittayalai Schoolという額がかかげられていたから学校らしい。
それでは文教地区かと思っていると、そこからすこし歩いたところに、なんだかやけに派手なレストランがあったりする。
だんだん繁華な街並みになり、観光客の数も増えてくる。

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添付した地図は、この日に歩いたごはん家からホテルまでの大ざっぱな行程。
こうやって街をぶらついているおかげで、チェンマイの旧市街地について、どこになにがあるのか、おおよそのことがわかってきた。
たとえば、静かで雰囲気のよいゲストハウスに泊まりたければ、あのへんの宿がいいなということである。

ホテルそのものは問題がなくても、あまり閑静といえないのが、わたしの泊まっているホテルの周辺だ。
もっともチェンマイの旧市街地はきわめて狭い範囲だから、このことがホテルを選ぶさいの条件になるとも思えない。
ごたごたしているかわり観光名所から近いし、環境のいい地域まで、自転車で10分も走れば着いてしまうのだから、あまり心配する必要はないのである。

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歩いているうちに、前日に見学した(そして雨宿りした)ワット・チェディルアンのそばの交差点に出た。
ここまで来ればホテルまでもたいした距離ではない。
ということで、この日はごはん家での食事をはさんで、とうとうワローロット市場からホテルまで歩きっぱなし。

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