タイ/ネット社会
わたしはタイでもネットニュースをよく読んで、日本の情勢に注目していたけど、この日にバングラデシュでテロの一報が舞い込んできた。
わたしみたいな旅行好きには、世界はますます危険になっていると、真綿で首を絞められている気分。
年齢ばかりじゃないよ、早く行っとかなけりゃ。
事件そのものは悲惨でも、それを世界のどこにいてもまったく瞬時に知ることができるということは、ネット社会の住人としては素晴らしいことだと思う。
この旅でも無線LANはきわめて有効で、夜なんかまったく日本にいるのと変わらない生活ができた。
いったい10年後、20年後の世界はどんなふうになるのか、見てみたい気もするけど、うん、無理だろうな、先のみじかいわたしには。
わたしがインドに行きたがらない理由は、すこし前にこのブログに書いた。
バングラデシュも同じ理由で行きたくない。
バングラデシュはもともとパキスタンの一部が独立してできた国である。
そのパキスタンはもともとインドの一部が、というわけで、このへんの事情をウィキペディアで調べてみても、さっぱりわからない。
そういえばわたしがビートルズにかぶれていたころ、ジョージ・ハリソンらが音頭をとって、バングラデシュ救済コンサートなんてものがあった。
あれもよくわからないな。
ハリソン君が救おうとしていたバングラデシュの悲劇は、そもそもなにが原因だったのか。
当時の敵味方関係は、いまはどうなったのか。
それはともかくとして、ただでさえインドあたりは神様の種類が多いところなので、そんなところにわたしみたいな無神論者が紛れ込んだら、命がいくつあっても足りないだろう。
君子危うきに近寄らず、無関係な人間が近づかないのがいちばんだ。
それでは世界のことがわからないと心配する必要はない。
ネット社会に住んでいるわたしたちは、部屋の机のまえでいつでも世界とつながっているのである。
バングラデシュのテロは、もう日本人であるということが、黄門さまの印籠にならないことを証明してしまった。
これから海外に出る人はコーランの暗記が必須だとか。
イスラム教徒の国では、ラマダン中に派手に飲み食いするのはつつしんで、むしろこちらもダイエットの一環ぐらいのつもりで、絶食するといいかも。
特に女性は。
この晩、日本にいる知り合いから心配するメールが届いた。
心配ないよ、わたしはそんな危険な国にいるわけじゃないと返事をする。
心配があるとすればまったく見当違いの方向で、チェンマイにいるあいだ、タイではわたしのゆいいつの情報源であり、意思の疎通手段であるタブレットがバッテリー切れになりそうなこと。
もちろん充電器は持ってきたけど、電圧が低いのか、なかなかフル充電しないのだ。
テレビのコードを引っこ抜いたり、洗面所で充電してみたり、あちこちのソケットを試してみるうち、深夜から明け方にかけてが割に充電しやすいことがわかった。
使う人の少ない時間帯は充電しやすいというのは理にかなっているけど、まあ、不便なところである。
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