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2016年7月14日 (木)

タイ/ホテルの2

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雨音で目をさましたら、それは古風な扇風機がまわる音だった。
部屋にエアコンもあるけど、体によくないというので、扇風機のほうをまわしっぱなしにして寝てしまったのである。

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朝食はホテルでとった。
食堂で見るかぎり、宿泊客は欧米人とアジア人が半々ぐらい。
日本人と変わらない顔をした娘たちがきゃあきゃあ騒いでいたが、これはほとんど中国人らしい。
アジア人はカップルやグループがほとんどで、欧米人の中には女性だけというのを含めて、ひとり旅もけっこういる。
食堂のにぎわいからすると、客の数はかなり多いようだった。
出発まえに写真をながめたときは小さなホテルだと思ったけど、建物は鉤の手に曲がっていて、奥の方に別棟もある。
これでは客が多くても不思議じゃない。

朝食はもちろん美味しくないし、量も少ない。
というのは個人的な意見で、わたしの口コミなんかアテにされては困る。
偏食で少食のわたしには十分だった。
目の前で目玉焼きかスクランブルエッグを作ってくれるので、それと食パン2枚に野菜を少々、ジュースを1杯というのがわたしの食事。
翌日からはもう寝坊して、ホテルで食事をしなくなってしまった。

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食事を終えてもどるとき、プールぎわに、水着で寝転んでいる白人女性が見えた。
彼女たちにとってはこれは日常なのだろうか、それともやっぱり自分の肉体を誇示しようというのだろうか。
誇示してもおかしくない築地マグロみたいな立派なボディで、写真を撮りたかったけど、日本から来た変態と思われそうで撮れなかった。

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このあと、今度はサンダルを買うために外出した。
この日の天気はどんよりした曇り空で、思ったほど暑くはない。
ホテルの玄関を出た正面に、日本家屋のような木造のオンボロ民家があった。
道路拡張事業からわずかの差ではずれ、補償金をもらいそこねた家のようである。
昼間見たときは空き家かと思ったけど、夜になったら内部にほのかに明かりがついていた。

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そのとなりにはカフェがあり、レストランがあり、それらを兼ねたホテルもあって、ごちゃごちゃとまとまった一画に、よく欧米人のバックパッカーがたむろしている。
あとであのへんでタブレットでも使うかと思う。
そうすればたちまち欧米人の知り合いが5、6人もできそうだけど、残念ながらわたしはもう、彼らから見れば年齢的に異端者になってしまったのだ。
ひたいにシミの浮き出たおじさんが、いっぱしのヒッピーみたいな顔をしても、だれも相手にしてくれないよな。
最後の写真は、そのごちゃごちゃしたあたり。

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