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2016年8月 2日 (火)

タイ/またぶらぶら

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ホテルの前でトゥクトゥクを掴まえる。
地図で行き先を示して、いくらと訊くと、100バーツだという。
おい、昨日はアレに乗って50バーツだったぞと、トゥクトゥクよりひとまわりもふたまわりも大きいソンタオを指さすと、だってあっちは乗り合いじゃないですかとぼやく。
ぼやかれて気がついたけど、運転手は流ちょうな日本語で返事をした。

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日本語をしゃべれるのかいと驚くと、なんでもむかし日本にいたことがあるのだそうだ。
残念、もっと早く知り合いになりたかった。
そうすればあちこち案内してもらえて、現地の人と意思の疎通がはかれる有意義な旅ができただろうにと思う。
残念ながらこの日はもうチェンマイの最終日で、明日は朝からバンコクへ移動の準備だ。
べらべらと日本語でやりあって、目的地に着いてから運転手に、約束の金額に10バーツ奮発して60バーツ払ってやった。

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この日は歓楽街を見てまわるつもりだったけど、とくにあてがあるわけではなく、トゥクトゥクを降りたのは、ドゥアンタワンという大きなホテルのあるあたり。
大きなホテルがあるくらいだから、欧米人の観光客もいたけど、でもまっ昼間からネオンがまたたいているわけでも、ミニの女の子やオカマが立っているわけでもなかった。
あたりを見まわしても、あまり歓楽街という雰囲気じゃない。

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たまたまそのあたりに崩れかかった土手のようなものがあった。
古い城壁の跡なのか、それともこのあたりにあった小さい川の土手だったのか、つい考古学者にでもなった気分でしみじみ眺めていると、うしろから女の子の声が。

この土手にそって数軒の安っぽいマッサージ店があり、そのまえに若い娘たちがたむろしていて、なにか声をかけてきたのだった。
おおかた、どこか揉んで行かない?とでもいったのだろうけど、昼間っからそんな気になれず、お金ないからねといってことわる。
まだ20歳程度の小娘に、すばらしいマッサージの腕を期待するのもおかしいし、彼女たちの化粧やスタイルをみれば、交渉次第で、逆にこちらが相手を揉むことも可能なようだった。
でも今回のわたしは品行方正でいくことに決心した、めずらしい日本人なのだ。

やっぱり歓楽街の探査はあきらめて、来るとちゅうに見たターペー門を目指すことにした。
この日のぶらぶらの始まりである。

土手ぞいをまっすぐ行くと、ターペー門からのびた広い通りに出る。
このあたりはいかにも東南アジアの商業地域みたいで、にぎやかな通りに寺院がいくつかあるものの、ほかに見るべきものはあまりない。
グーグルのストリートビューでどんなところかお目にかけよう。

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