タイ/タクシー
お腹PPでは観光にも夜遊びにも行く気がおきないので、わたしの今回の旅はもう終わったようなものだ。
旅も7日目になった。
明日は午後の飛行機で帰国だから、実質的にはこの日が最終日になる。
さて、どうしょうか。
この朝のネットニュースによると、フィリピン沖に強い台風が発生したらしい。
ヘタすりゃ帰国日に直撃かと思い、進路を調べてみたら台湾から韓国へ向かうコースのよう。
ただし明日はちょうど飛行機と台風が台湾上空で交わる感じ。
飛行機は成層圏を飛ぶから問題はないだろうけど、ま下に台風を見てみたい。
見たいところは山ほどあるけど、まだお腹の調子はおかしいので、無理をしないという方針で、この日はあらかじめ調べておいたバンコクの魚市場に行ってみることにした。
市場というからには朝早く行かないとダメだろう。
それで、ふつうなら寝坊するはずのわたしが早起きした。
早朝の5時半ごろ、ホテルを出た。
ホテルの近くのタクシーは500バーツだ、400バーツだと、みんな法外なことをいうので、スクムウィット通りまで出てタクシーをつかまえた。
印刷しておいた地図を見せて、ここに行ってくれと頼む。
この市場はBTSシーロム線のサファンタクシン駅の近くにあって、バンコクではけっこう大きな市場らしいから、あとは現地で尋ねればわかるだろう。
ところがタクシーの挙動がおかしい。
地図で見るかぎり、そんなに複雑なコースとも思えないのに、やけに時間がかかる。
そのうち左側にチャオプラヤ川と思える大きな川が現れた。
そんな川のほとりを走るはずがないから、おい、まわり道をしてるだろうと文句をいう。
運転手は時間によって一方通行だ、みたいな言い訳をしていたけど、歌舞伎町の中をうろうろするならわかる。
それが今回は新宿から銀座に行くのに、渋谷を通るようなものだ。
目的地に着いたあと、140バーツのところ、100バーツ紙幣をたたきつけて降りてしまった。
運転手は大声でなにかわめいていたけど、無視。
車を降りたあと、彼が追いかけてくるなら残りを払うにやぶさかじゃなかったけど、奴さん、とうとう追いかけてこなかったから、やはりまわり道をしていたのだろう。
140バーツだって日本円で400円ていどである。
しかし外国人を相手にふっかけようという態度が許せない。
途上国に行って悩むのは、現地のタクシーとたいていこんなやりとりがあるからだ。
かって中国に行ったとき、知り合いの中国人と一緒だったにもかかわらず、運転手はぬけぬけとその知り合いに、お客さん、いくらか儲けをキックバックしますから、この日本人からふんだくろうじゃありませんかと持ちかけていたらしい。
あー、疲れる。
| 固定リンク | 0
コメント