タイ/バンコクの市場A
昨日の昼のニュースに、タイで爆破事件だって。
なんだかわたしの行く先々がみんな物騒になっていくような気分。
わたしが死ぬころは、人類はこれまでまったく経験したことのない世界戦争に突入しているかもね。
相互に寄りかかっておきながら、相互に憎み合う。
しかもその度合いがますます極端になるみたい。
わっからねー世の中だよな。
まだまだ世界を見て歩きたいわたしとしては、相互に寄りかかるほうを大切にしてほしいもんだけど。
揉めたタクシーを降りたのは、魚市場があるはずのBSTサファンタクシン駅の近く。
チャオプラヤ川に隣接した、なんだかゴミゴミしたところである。
でもまあ、市場というものはこういうところにあるほうが自然に思える。
朝のラッシュが始まっていて、駅の周辺はだいぶ人が多かった。
駅のまわりにたむろしているバイクタクシーの運転手に、魚市場(Fish Market)を知らないかと尋ねてみた。
ああ、それはこの先だよというから、いわれた方向に歩いてみた。
魚市場なら川岸にあって当然だろうと、なんとなく当てずっぽうで川の近くを探してみたんだけど、大きなホテルがあったくらいで、市場らしき建物は見つからない。
あちこちで尋ね歩いて、ようやくそれらしき建物を見つけてみたら、なんだかどこにでもあるスーパーみたいで、想像していたよりずっと小さかった。
またしくじったなと思う。
市場の写真も印刷してあったけど、サファンタクシン駅まで行けば、築地まで行って魚市場の場所を聞くようなものだろうと思い、ホテルに置いてきてしまったのである。
仕方ないからその小さな市場を2回に分けて紹介する。
あいかわらず、日本人からみると、あまり清潔と思えない場所で、魚だけでなく、肉や乾物など、さまざまな食品が売られていた。
市場のまわりにもいろいろな屋台が出ている。
その場で食べられるちょっとした料理もあって、これから出社というサラリーマンやOLが、ファーストフード代わりにしていた。
どんな味がするのか、かたっぱしから食べてみればいいけど、お腹の不具合をかかえている目下のわたしには自殺行為だ。
托鉢に来ているお坊さんがいた。
ほどこしは金銭ではなく、茶碗に盛られた食べ物である。
信仰心があついのはけっこうだけど、宗教というものに熱心でなく、この歳まで肉体労働で日々の糧を稼いできたわたしには、どこかすなおにほめたくない気分。
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