最近の傾向
NHKのBSに「チョイ住み」という番組がある。
これはタレント2人が、外国で部屋を借りてしばらく生活してみるという番組だ。
もっともタレントというのは男と男、女と女だから、変なことを期待してもダメである。
これを観て思ったのは、こういう旅もあるんだなってこと。
外国へ行ったからといって、観光地をめぐって名所旧跡を見てまわるわけではなく、ただ部屋を借りて、買い物をしたり自炊したり、現地で現地の人と同じ生活をしてみる。
これって、まさしくわたしが求めているものではないか。
わたしの旅というのは、たいていホテルの部屋にこもって、コンビニで買ってきたカップラーメンなんかを食っているのだ。
そういえば同じNHKの番組に「世界ふれあい街歩き」という番組もあって、こちらはただ街をぶらつくだけ。
名所旧跡よりも、街のなんでもない通りをぶらついて、変わったものを見つけ、現地の人たちとさりげないふれあいをしてみる。
これもまさしくわたしの旅といっしょだ。
つい先日、バンコクやチェンマイに行ってきて、とうとう街をぶらつくだけで、ほかになにもしなかったくらい。
どうもわたしのものの考え方が、ようやくメジャーになってきたみたいである。
これはおそらく、マスコミやインターネットなどに情報があふれ、外国がすっごく身近なものになってきたことと無縁ではないだろう。
名所旧跡や景勝地、食べ物飲み物の情報はくさるほどあって、部屋にいるだけで、たとえばアンコールワットのことはみんなわかってしまう。
こうなるともう、外国へ行ってしてみたいことといったら、現地の市場で材料を仕入れて、自分で料理でもしてみることしかないではないか。
これが最近増えているニートの気質と相まって、新しい旅のスタイルを生み出しているんだろう。
ん、やっぱりわたしは未来を先取りしているな。
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