はじめてのレコード
今日の新聞のコラムで、マンガ家の増田ミリさんが、はじめて買ったレコードについて書いていた。
それは「銀河鉄道999」の主題歌だったそうだ。
誰でもそうだろうけど、子供のころはじめて買ったということになると、いきなりジャズやロックではなく、そのころよく耳にした音楽になるのがふつうで、そうなればテレビ番組の主題歌というのは納得できる。
じゃあわたしの場合はどうなのか。
まずプレーヤーがなければ話が始まらないので、わたしの場合は電気蓄音機なるものを買ってもらったのがきっかけ。
さっそくレコード屋に行って、トシがばれてしまうけど、買ったのが「サーフサイド6」という、当時流行っていたテレビ番組の主題歌。
トロイ・ドナヒューやリー・パターソンといった、ワーナーの若手俳優が出演していた、青春ミステリーみたいな番組だったっけねえ。
ほんと、わたしはませガキだったよな。
でも失敗だった、というのは、わたしは歌が聴きたくて買ったのに、このレコードはオリジナルではなく、日本の楽団が演奏したインストルメンタル曲だったこと。
そういうものもあるのかと、ひとつ知識を得て、それから人生の後半まで、延々と続くわたしのレコード行脚が始まるのだ。
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