ユースホステルの思い出
今朝の新聞にユースホステル(YH)に関する記事があった。
最近はYHもずいぶん様変わりしたってことだけど、それを読んでむかしの、なつかしくもいまわしい記憶がよみがえってきた。
わたしの旅好きは若いころからのものだから、YHに泊まったことももちろんある。
あれは北海道のどこかのYHでのこと。
大部屋に2段ベッドなのも、トイレが共同なのも文句はいわないけど、イヤなのは夜になると宿泊者全員がひと部屋に集められて、親睦会という口実の集まりに参加させられたこと。
最初はなんだかわからないから、呼ばれるままにその部屋に入ってみたんだけど、健全すぎる男女がいっぱいで、いささか愕然とした。
抽選で当たった人は、舞台でものまねをしてくれといわれ、たまたまいっしょに行った友人が、海藻のものまねをやらされていた。
アザラシやペンギンならまだしも、海藻だぞ。
そんなもんどうやりゃいいんだ。
中にはそういうことが好きという人もいるだろうけど、なにしろわたしは当時から社交的じゃない。
二度とYHなんかに泊まるものかと思った。
もっともその後、集まりに呼ばれても、寝たふりをして行かないという手があることをおぼえたけど。
そんな強制収容所みたいなYHが、最近は個室や名物料理を売り物にするなど、いろいろとホテルなみに変わってきたそうだ。
さすらいの前期高齢者としては、値段がむかしとあまり変わらないなら泊まってみたい気持ちもある。
| 固定リンク | 0
« BBC戦争と平和 | トップページ | BSアンテナ »
コメント