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2016年10月 3日 (月)

戦争と平和を考察する

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第1回目を録画しそこなったBBC版「戦争と平和」、2回目は無事に録画して、いまそれを鑑賞している。
これを観て思うこと、というか、じつにくだらない感想を。

わたしはすでにアメリカ版、ロシア版の「戦争と平和」を観たことはこのブログにも書いた。
製作された順番からいくと、アメリカ、ロシア、そして今回のBBCということになるんだけど、わたしが見たのはロシア版が最初で、つぎがアメリカ版になる。

ロシア版では主役のピエールを、監督のS・ボンダルチュクが自ら演じていた。
ところが彼の容姿は小太りのネクラそうなおっさんで、やがて美女のナターシャと結ばれる男にはとうてい見えない。
これは、どうしても主役を張りたい監督が、監督の特権をふりまわして強引に役をうばったのではないか。
なにしろあのロシアだからなと、そう思っていた。

アメリカ版ではピエール役はヘンリー・フォンダだ。
フォンダといえば、名作「荒野の決闘」のワイアット・アープで、これは女にもてそうなイケメンだから文句ないけど、ロシア版とはぜんぜんイメージがちがう。
はて、じっさいの小説中のピエールはどんな人物として描かれているのだろう。
わたしは原作を読んでないので、このへんの事情はふたつの映画を観ただけではわからない。
原作を読めばいいんだけど、とってもむずかしそうだし。

今回のBBC版では、ピエールはハリポタ・シリーズの主役みたいな顔をした若者で、イメージ的にはロシア版のピエールに近い。
もうひとりの主役であるアンドレイは、3本の映画すべてで、ハンサムかつ勇気ある軍人として描かれており、これについての人間像ははっきりしている。
どうやら原作では、ピエールは武人のアンドレイに対抗させて、小太りの文学青年として描かれているのではないか。
うん、これで長いあいだの疑問が解消した、って喜んでも1文にもならないけど。

映画を3本も観れば、原作を読まなくてもストーリーはわかってしまう。
主役のピエールとアンドレイはバツイチ同士、ヒロインのナターシャもいちどは不良男にもてあそばれ、その後アンドレイと恋に落ち、彼が戦死するとピエールと結ばれる。
「戦争と平和」って、好きモノの血をひくロシア人の、業の深さを物語るような小説ではないか。

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