アマガエル
べつに文句をつけたい記事がない場合、目立たない記事に目をつける。
今朝の新聞によると、日本のアマガエルは遺伝子的に西と東でグループが分かれるそうだ。
だからなんだいといわれても困ってしまう。
ただ、わたしは以前からアマガエルに注目しているのだ。
うちの近所は東京ではめずらしく自然の豊かなところで、カワセミもいればシマヘビもいる。
川の中にはドジョウやメダカもいるし、めったに見ないけど、サワガニやモクズガニもいるらしい。
それでアマガエルもいないかと散歩のたびに注意をしてるんだけど、現在地に引越しして21年になるのに、こいつだけはいちども見たことがない。
なぜアマガエルかというと、こいつはわたしの子供のころによく見かけた、緑色(色はカメレオンみたいに変幻自在なのであまりアテにならないが)のとても愛らしいカエルだからだ。
トノサマガエルやヒキガエルは敬遠する女の子でも、アマガエルだけは手のひらに乗せてペットにしたいと思うのではないか。
村野四郎の詩などを読むと、かってはうちの近所にモリアオガエルもいたらしい。
モリアオガエルは天然記念物だからめったに見られないのは納得としても、そんなに貴重でもないアマガエルがなぜいないのか。
もちろん環境の激変ということもあるだろう。
ウシガエルほどタフでないばかりか、このアメリカ産の貪欲なカエルに食べられちゃったってこともあるだろう。
自然が豊富ということは、それだけ生存競争も激しいということなのだ。
ということで、いまや絶滅危惧種のようなアマガエル、たまにテレビなんかで見かけるから、日本全国ではまだ生息している場所がたくさんあるらしい。
彼らがほんとうに絶滅するまえにいちど会いたいものだ。
そのまえにわたしのほうが絶滅しちゃってるか。
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