真実に気づく
今朝の新聞にちょっと興味深い記事があった。
いまから80年以上まえにも築地の市場移転騒動というものがあったそうで、当時の貴重な映像も見つかっているそうである。
へえ、そうかいと感心して記事を読んでいるうち、日本の政治について衝撃的な真実を見出した。
いえ、あまりおおげさに受け取られても困っちまうんですが。
記事の中に、業者と民間のあいだの摩擦、ズルズルのびる計画、既得権益と政治家と金という文章がある。
いまもむかしも政治家は、こういうオイシイ話にむらがっていたのかいと思ったけど、ここでひとつ考えてみた。
いったい政治家の役割というのはなんだろう。
中国や韓国は知らないけど、日本の場合、いろいろな勢力の代表ってことでいいんじゃないか。
80年まえの移転騒動では、路上で板をならべて魚を売っていた問屋たちが、その売る権利を守るために、政治家に口をはさんでもらおうとあの手この手。
そのために賄賂をわたす。
いまでも賄賂を渡しているかどうか知らないけど、現代の農協問題みたいなものだ。
農協はTPPに反対したくて、政治家を巻き込んであの手この手。
政治家と金というのがいつも問題になるけど、つまりそれは既得権益者が、自分たちの権利を代弁してくれる人物に、自分たちの主張を通してもらおうとお金を出しているのであって、農協族なんていう政治家は、こういうときのために飼われているのだ。
TPPに賛成する勢力は、べつの政治家を引き込んで、こちらもせっせとあの手この手。
こうやって綱引きのあげくに政策が決まるのが日本の政治だとしたら、これはけっしてまずいことではない。
バカだチョンだといわれながらも、日本の政治家がなかなか絶滅危惧種にならない原因はこんなところにあるのではないか。
賄賂というから腹がたつ。
昨今は政治家も生活が苦しいらしいし、自分たちの主張の代弁料のつもりで、20万、30万の金ぐらいは出してやってもよさそうな気がする。
いや、これは政治家と金を擁護するために書いたわけじゃない。
でも重箱のすみをつっつくような朝日新聞を読んでいると、ときどきこういう真実に気づかされるからおもしろい。
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