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2016年12月 5日 (月)

君の名は

Kimi

観てきました、「君の名は」。
わたしの世代なら、どっちかというとハルキとマチコのほうに馴染みがあるけれど、もちろんいまの若いもんには、戦後の昭和にそんなラジオ番組があったなんてことは通じない。
観てきたのは、つまり、いま巷で話題になっているアニメのこと。

感想を書くまえに前置きを。
わたしはむかしマンガ家を志していたと公言しているくせに、アニメやゲームにぜんぜん関心がない。
それは事実なんだけど、ちと弁解しておくと、最近日本で氾濫していて、アニメ文化の主流になっている宮崎駿ふうのアニメに興味がないというだけで、アニメが全部キライというわけではない。
わたしが過去に見ていちばん感動したアニメは、このブログでも書いたことがある「ビートルズのイエローサブマリン」(理由はもう書かない)。

ほかにも、土曜日の夕刊でも取り上げられていた、ロシアのアニメーション作家ノルシュテインの、「霧の中のハリネズミ」などにも感心した。
これを上映するというので、わざわざラピュタ阿佐ヶ谷まで観に行ったくらいだ。
もはや若者とはいえないわたしは、いまだに手作りの芸術的アニメに愛着があるということなんだろう。

おまえは「アナと雪の女王」にも感心していたではないかと言われてしまいそう。
あれはコンピューターによる技術の進歩に興味があったのだと、ヤボな言い訳はしない。
わたしがアニメを評価するもうひとつの基準は、登場するヒロインにそこはかとない色気を感じるかどうかってことである。
だんだん話がオタク方向に進むけど、ディズニーやピクサーのアニメに出てくる女の子たちは、そのへんのへたな生身の女の子よりイロっぽい。

それでは「君の名は」はどうか。
映画がはじまったとたんにガッカリ。
ほとんどのキャラが、(文字通り)鼻の下が長くて、横顔がへたくそという宮崎アニメからの伝統どおりで、アニメらしい誇張されたキャラクターデザインや動きはぜんぜんない。
そんなにリアルにこだわるなら、どうして青柳祐介みたいな肉感的なキャラにしてくれなかったのか。
アニメにはアニメの良さがあると理解を示そうとしたけど、これならやっぱり生身の人間を使った実写映画にしたほうがよっぽどいい(そのさいは女子高生だったころの北乃きいや蒼井優を使ってくれるともっといい)。

「君の名は」は草食系化した現代の若者にはいいかも知れないけど、わたしみたいな肉食系の生き残りには満足できないということなんだろうね、きっと。
こんな映画が世界的ヒットだというのはどうしても理解できないし、理解するよりもわたしみたいな時代遅れの年寄りは、さっさと死んじまったほうがいいと思う。

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