百合子サン
百合子サンが迷走している。
これはわたしだけがそう思っているのかもしれないけど、どうも最近の彼女は、振り上げた手の持って行き場に困惑しているように見えてしまう。
かっての民主党が、埋蔵金があるはずだといって威勢よくその発掘に乗り出したものの、けっきょくそんなものはなかったように、百合子サンも大幅に予算を削減できるはずだと勢い込んで都知事になったものの、がんじがらめのしがらみの中では、けっきょく誰がやっても結果はそれほど変わらないことを自覚しただけじゃなかったのか。
ヨシロウさんみたいなのにまかせておくのもナンだけど、日本の政治というのはこういうものだ。
役人はみんなことなかれ主義で、上がオリンピックを開催するといえば、もうウソをついてでもその方向に猪突猛進だ。
いまになっていちばん控えめな見積もりを出してましたなんていってる役人もいるらしい。
どうせ始まってしまえば、経費がかさむのは当たり前と、国民も納得すると思っていたのだろう。
だから経費の削減ができるはずだというのも素人の考え。
とちゅうから加わった者が、すでにゴーの出た計画を変更するのはたいていではない。
築地の市場にしたって、すでにそのつもりになってしまった関係者には、待たせているあいだにも違約金という名の税金を払わなければならないのだ。
記者会見で目をパチクリさせている百合子サンをみると、頼りないことこの上ない。
新党立ち上げだなんて調子に乗っている場合じゃないでしょ。
当初は、あまりの人気ぶりに協力を模索していたように見えた自民党が、旗色を鮮明にして敵対関係にまわったのも、これはそのうちポロを出すなと見切ったのだろうし、最初のうち支持していた週刊文春、新潮も、ぼちぼちイジメてやろうかという方針に変わりつつあるようにみえる。
百合子サン、お気をつけなすって。
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