ダイコンを煮る
昨夜は寒さに耐えきれず、今年はじめてストーブ用の灯油を買いに行った。
今年の灯油は20リッターで1480円だ。
ふだんは独身貴族であることをいいことに、あまり値段は気にしないで買っているんだけど、最近生活に余裕がなくなっているから、数年まえと比較してみた。
過去には千円ぐらいで買える年もあった。
やはり生活はますます苦しくなっているようだ。
今年の灯油は20リッターで1480円だ。
ふだんは独身貴族であることをいいことに、あまり値段は気にしないで買っているんだけど、最近生活に余裕がなくなっているから、数年まえと比較してみた。
過去には千円ぐらいで買える年もあった。
やはり生活はますます苦しくなっているようだ。
余裕がなくなってきたのは、未来をしょって立つ若いもんと張り合っても仕方がないというので、仕事を熱心にやらないせいである。
つい先日もむかしの仲間と呑んできたけど、同年齢の者が、櫛の歯が欠けたようにリタイアしていく。
なんでわたしばっかりがいつまでもという気持ちもある。
どうもわたしのこころのうちには反社会的なものが潜んでいるようだ。
それはともかくとして、余裕のないときはダイコンを煮るにかぎる。
なんでダイコンと余裕と関係があるのか。
それは、つまりこういうことである。
ふつうサイズのダイコンを1本煮ると、もちろんダイコン以外に、ダシを取るためにニワトリのスティックやニンニク、シイタケ、ワイン、ほかにも白菜や春菊などの野菜をどさどさ入れる。
わたしは材料をケチらないから、かえって高いものについている可能性もあるけど、とにかくそうやってダイコン1本を煮ると、酒のつまみにしたり、ご飯のおかずにしたり、最後はスープでおじやを作ったりして、これだけで最低でも4回の食事をまかなえる。
冬の夜に独身男が熱々のおじやを作って、フーフー吹きながらひとりで食べる美味しさ。
どうじゃ、余裕のないときはダイコンという意味がわかったか。
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