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2016年12月14日 (水)

若い娘

昨日はわが家にめずらしく若い美人がやってきた。
彼女は金(Gold)の先物商品のセールスウーマンだそうで、最初に電話をかけてきて、そんなものに興味はないというわたしに対し、なにがなんでも話を聞いてほしいという。
会いさえすれば、わたしに金の20キロぐらい、たちどころに買わせてみせるという勢いである。
これは容貌にそうとう自信があるなと思い、来たけりゃかってに来なさいと、いちおうアポイントを了解しておいた。
しかも彼女の電話のあと、本社の人間からも電話があって、うちの社員がそちらに伺いますから可愛がってやってくださいなんていう。

むふふ。
わたしはなにしおうヒヒ親父であるから、飛んで火に入る夏の虫ではないか。
でも可愛がるってのはどうすればいいのか。
パンツを新しいものにはきかえたり、バイアグラの心配もしなくちゃいけないのかと悩んでいるうち彼女が到着した。
ロングヘアで、関西出身だというリクルートスーツの若い娘である。
強引におしかけてくるくらいだから、ルックスもわるくない。
名刺だけもらって帰ってもらおうと思ったら、ちょっとといってドアの内側まで入ってきた。

あらかじめ金なんぞに興味がないと宣告しておいたせいで、最初のうちは世間話で軽いボディブロー。
あ、パソコンやってんですか、すごいですねという。
え、海外旅行も行くんですか、英語わかるんですか。
わたしはフィジーに留学してましたとかなんとか。
そんなら通訳とか観光業に就職したほうがよかったんじゃないかというと、あまり英語得意じゃないもんでという。
フィジーでビキニ着て浜辺で寝転んでばかりいたんだろ。
まあ、そんなところですとなかなか正直。

お酒好きですか、わたしはビール党です。
わたし関西ですけど、ご出身どちらですかー。
キミはわたしの身上調査に来たのか、あるいは自己紹介に来たのか。
いえ、じつは、たまには利殖や投資について考えていただきたいと、最後のほうになって新聞のコピーや手製のグラフ、米国のレンポウ準備制度理事会の方針なんか持ち出して、わたしを勧誘しようとする。
布団しいておいたから、場合によっては金の1キロや2キロぐらい応じないでもないぜというと、あらあ、あははといって相手にしてくれない。
わたしはこういう冗談の通じるオンナの子が好きである。
もちろん1グラムの金も買わなかったけど、また来てくれないかなと思う。
それはまあ、無理だろうな。
ゼッタイに。

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