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2016年12月19日 (月)

衰退

ちょっとまえにこのブログで、近所の小さな個人商店が集まったスーパーから、八百屋と乾物屋がつぶれてなくなったということを書いた。
それに続いて、近所の住宅街にあった八百屋もなくなった。
その店は、近所の八百屋としては、わたしがここに越してきてから2軒目の八百屋である。
以前の店にはちょっといなせな旦那がいたけど、不景気だなあなんてこぼしながら、蕎麦屋で一杯やっているのをよく見かけたものだ。
その八百屋がつぶれ、不便になったなと思っていたら、その近くにまた新しい八百屋ができた。
わたしの部屋から徒歩で4、5分のところなので、コンビニ帰りに果物や野菜を買ったりしたこともある。
それが今回つぶれた店だ。

まことに個人商店にはきびしい時代になったものだ。
わたしにかぎれば、不便になったかというとそうでもない。
最近はコンビニでも果物も野菜も売っている。
そしてコンビニだけは近所に、雨後のタケノコのようにたくさんあるのだ。
しかもほんのちょっと遠出をする気があれば、もっと大規模なスーパーもデパートもある。
だから個人商店がなくなったからといって、 いちいち政府の政策がわるいと文句をいったりはしない。

でも考えるのは、つぶれた店の主人はいまどうやって生計を立てているのかってこと。
どの店の主人もわたしと同じくらいか、もっと若そうだった。
彼らがいまさらコンビニで働くわけにもいくまいし、熟年にちかい人間においそれと仕事が見つかるとは思えない。
個人商店主が年金をたくさんもらえるって話も聞かないし、ひょっとすると生活保護のお世話になるのかもしれない。

こんな悲惨な現象は日本だけのものではなく、世界的な傾向なのだ。
いったいこの社会はこれからどうなるのだろう。
わたしは無能の人だけど、こんな世相を見るたび、いまでもかろうじて自分の食い扶持ぐらいは稼げている自分の幸運を、つくづく感じないわけにはいかない。
世間に顔向けできないので、ええ、自分だけはゼッタイに生活保護を申請しないで生きていく所存であります。

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