2017年1月31日 (火)
お、いいぞ、いいぞ。
トランプさんのこと。
威勢はいいけど、みんなが一致して抗議したら、前言を引っ込めちゃった。
この調子で迫れば、徐々に彼もフツーの人になりそう。
本人は毎日ツィッターの更新に忙しいらしいけど、大統領が政治よりそっちのほうに熱心て国、あんまりないよね。
けっきょく座敷牢に閉じ込められちゃったバカ殿さまで、じっさいの政治はその他大勢の取り巻きがやることになるのか。
共和党は喜ぶだろうけど。
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2017年1月30日 (月)
昨日はわたしの所属する団体の新年会。 どうせロクなものじゃないから、そんなものはどうでもいいんだけど、おもしろかったのは終わったあとの二次会。
わたしは体育会系あがりでコワモテの先輩に誘われて、数人で三鷹のスナックへ寄ってみた。 なんでも店のママがわたしを名指しして待っているんだそうだけど、わたしはそんな店に行ったことがない。 どういうことかと思ったら、以前べつの店、やはりコワモテ先輩に誘われていやいやながら行ったカラオケスナックだったけど、そこで働いていた女性が新しく始めた店だった。 この女性というのは上海出身の中国人で、上海なら数え切れないくらい行っているわたしと意気投合したことがあり、 そういう縁でわたしのことをおぼえていたらしい。 新しい店といってもふつうのカラオケスナックだから、カラオケ嫌いのわたしには居づらいところだ。
このコワモテ先輩は、まえにビートルズのサイン入り色紙をどうにかできないかと相談してきた人で、若いころは芸能界にずいぶん顔のきいた人である(と本人がいっている)。 この晩はコワモテ先輩の脅迫的要請で、新年会の余興をしていた「ブリージング・バッズ」というバンドのメンバーも呼ばれてやってきた。
メンバーのきれいな娘さんがわたしのとなりに座った。 なかなか正直な人で、聞きもしないのに自分の歳をいう。 それによると娘と呼ぶにはいささか抵抗があるけど、名前はSAEKOさん。 ほんらいはジャズ歌手なんだそうだ。 歌うことはダメでも聴くことは好きなわたしだから、むかし作ったカントリーバンドのショート映像を見せたりして、話はまあまあ盛り上がったほう。
話のあい間に男性メンバーのならっぴーさんが一曲披露した。 落ちついた低音で、さすがと背筋を正したくなるような歌いっぷりである。 こんな歌を1メートルの至近距離から、金も払わずに聴いて、バチが当たらないんだろうか。
もうひとりのきれいどころREIKOさんが、わたしのことを宮崎駿に似てますねという。 若いころは椎名誠だったんですけどねと答えておく。 どっちでもいいけど、たまに体育会系の連中と付き合っておくと、いろいろおもしろい体験ができるものだ。
帰宅してからこのバンドのことを調べてみたら、ネットでも紹介されているし、数枚のCDも出していて、YouTube に演奏がいくつもアップされていた。 こんな本格的なプロ歌手の歌をま近で聴けたり、お近づきになれたってことで、ネクラなわたしとしては昨夜は大成功の部類。
添付したのは(iPodで撮った)酒池肉林のようす。 きれいどころのとなりに写ってるのは、タコ(1匹目)、タコ(2匹目)、タコ(3匹目)・・・・・
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2017年1月29日 (日)
ちょっと前にこのブログで 「レッドタートル」 という映画のことを書いた。
そのときついでに、今年のアカデミー賞のアニメ部門にノミネートされた作品について調べてみたら、「Kubo and the Two Strings」 という作品が、日本を舞台にしているというで興味をひかれた。
製作したのは外国のアニメスタジオだけど、YouTube で予告編を観てみると、日本の鎧武者をカリカチュアライズしたような登場人物や、温泉に入ることでいまや国際的スターになった日本猿が有力なキャラクターとして出てきたり、最近の日本ブームに便乗した映画のようだった (まだ日本未公開)。
最初は全編CG映画かと思ったけど、制作のようすをとらえた映像を観たら、ストップモーション・アニメ (人形をひとコマづつ動かすもの) らしい。
といっても最近のストップモーションは、CGと組み合わせたものが多いから、この両者を厳密に区別するのはむずかしい。
どっちにしてもわたしの関心をひいたことには変わりがない。
Kubo の主人公は三味線を背負った少年で、彼が鎧武者やニホンザルを従えて、平安時代なのか戦国時代なのかワカランの、ようするにそのころの日本で冒険をする物語らしい。
これじゃ桃太郎だけど、わたしはそれより伊達政宗のような隻眼の少年が、旅のとちゅうでさまざまな妖怪変化と闘うというストーリー (らしい)から、手塚治虫の 「どろろ」 を連想した。
手塚治虫大先生が生きていれば、なにしろ新しいものを取り入れるのに熱心な人だったし、もともと医学博士だった人だったから頭もいい。
いち早くCGを取り入れ、手塚プロダクションの後継者たちが、いまごろは日本におけるCGアニメの先駆者になっていたかもしれない。
ところでときどき耳にするんだけど、CG版の鉄腕アトムってどうなったのかねえ。
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2017年1月28日 (土)
うわあとあっけにとられる、やる気まんまんのトランプさん。
メキシコとの国境に壁を作るって早くも有言実行のヒト。
でもウチの新聞を読んでいると、メキシコの壁について大騒ぎになっていることはわかるけど、それをしたら具体的にどうなるかってことまではわかりにくい。
やはりリョーシキをそなえた日本を代表するリベラル紙にとって、なったばかりのアメリカ大統領の政策の欠点を、具体的にあげつらうのはマズイという遠慮が働くのかもしれない。
その点わたしが愛読している掲示板サイト「海外の万国反応記」は、お世辞や敬語は禁止、徹底的に本音で話すことをモットーとしてるから、アメリカ人たちの本音が聞けて興味深い。
メキシコに壁の建設費を出せといったって、はい、そうですかと現金をポンと出すわけがないから、トランプさんはメキシコからの輸入品に20%の関税をかけるといっているらしい。
そんなことをすれば、メキシコからの輸入品が高騰するのはまちがいがない。
するとアメリカ人は高い買い物をせざるを得ない。
ということは、けっきょく壁の建設費はアメリカ人が負担してることになるんじゃないか。
これってわかりやすいよな。
現在でもメキシコは、アメリカの第一位の貿易相手国なんだそうだ。
冬になるとスーパーで売っている野菜の60パーセントはメキシコ産という書き込みもあった。
これじゃ物価が高騰していちばん困るのは米国民だ。
世界中が驚き呆れ、あのISまでが息をひそめて成り行きを注視しているみたいなのがおもしろいけど。
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2017年1月27日 (金)
ヤフーのニュース掲示板に韓国のデマサイトに関する記事が載っていた。 韓国についてのデマは拡散しやすいので、広告収入を得やすいとサイトの運営者が語っている。
たとえばということで、韓国で日本人の幼女ふたりが韓国人の男に強姦されたけど、裁判で 一転して無罪になったという記事が引用されていた。 疑いぶかいわたしみたいな人間には、にわかに信じがたいこんな記事を拡散させるのはどういう人間か、おおよその見当はつくけど、まともな人の中にも真剣に読んでいる人がいるかもしれない。 デマと真実を見極める方法ぐらい知っておいてほしい。
そもそもこれが事実なら他のメディアにも載らないはずがない。 ヤフーニュースや朝日、読売、とくに産経のニュースサイトが取り上げないわけがない。 まともなサイトが取り上げない事件なら、フェイク(デマ)だと考えたほうがよい。 ネトウヨ諸君にもいっとくけど、あんたがデマを拡散させるたびに、あんたの知らない赤の他人にお金が振り込まれるわけだ。 これって腹が立たないの? アーン。
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わたしの中国の知り合いは、なにをしてるのか知らないけど、やけに羽振りがいい。 あなたも日本に爆買いに来ないかとメールを出してみた。
返事があって、中国のSNSである微信なんかを見ると、日本人の80パーセント以上は中国人を嫌っているそうだ。 中国政府は自国民に安全第一だと警鐘を鳴らしている。不论到哪个国家旅行,安全第一,这是中国政府对自己的公民敲的警钟。 中国国内也不一定安全,哪里都有好人和坏人。 日本政府又问题,但我相信大多数日本人民还是好的。 中国もかならずしも安全ではない、よい人もいれば、悪い人もいる。 問題は日本政府にあって、アタシは大多数の日本人はよい人であると信ずる。 というんだけどね。
日本は中国政府がいう以上に安全なはずだけど、こういう共産党のプロパガンダにどっぷりつかった人間を覚醒させるにはどうしたらいだろう。 いまは YouTube で日本の情報が湯水のごとく溢れだしている時代だ。 たとえばこのブログでも取り上げたことのある中国人のモンちゃんが、日本各地の美味いものを食べ歩く映像なんかを見せてやるなんてのはどうだ。 モンちゃんが、たとえば日本の一流店で握り寿司を食べている映像を見れば、女というものはグルメに命をかけているものだから、居ても立ってもいられないのではないか。
しかし中国では YouTube は見られないんだそうである。 自分たちになにやら制約がかかっていることに、いいかげんに気がつきそうなもんだけどな。
うーんと考えたけど、モンちゃんの映像は、中国版の YouTube である Youku(优酷网) にも掲載されているはずだ。 そのことを相手に知らせてやったら、まだ返事が来ない。 いまごろは自分が信じてきたものが、映像を見たおかげで、アイデンティティがガラガラと崩壊して苦しんでいるのかもしれない。
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2017年1月26日 (木)
2017年1月25日 (水)
今年のアカデミー賞のアニメ部門にノミネートされた作品の中に、日本の「君の名は」がなかったことについてはなんとも思わない。
ノミネート作品の中に「レッドタートル/ある島の物語」という作品があったことも、これも不思議だとは思わない。
あいにくノミネート5作品のうち、予告編だけでも観たのはこれしかないんだけど、ジブリアニメということになってはいるものの(監督はオランダ人)、わたしがその風変わりな画風に興味を持った、最近ではめずらしい作品なのだ。
解説を読むと、セリフのまったくない詩みたいな映画らしい。
つまり、セリフは観る人が勝手に想像しろってヤツ。
ようするに絶滅危惧種みたいな映画じゃないか。
わたしはこんなふうに、イメージの中をゆるゆるとただよっているような映画が好きなんだけど。
気になって、その後観に行ってみたら、もう上映が終わっていた。
いまDVDが発売されるか、BSが放映してくれるのを待っている状態。
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うーんと考える。 もう若くないわたしは、独身のまま人生を終えることになるだろう。 あまり世間体はよくないけど、そのぶん好き勝手をしたから帳尻は合ったものと考える。
わたしだってこれまでに、結婚したいと思った女性が何人かいたのである。 ただ、むかしはいまよりさらに変人でネクラなタイプだったので、そういう女性には軒並みフラれた。 こういうとき身のほどをわきまえて、そこそこの相手で我慢しておけばいいものを、モテないくせに女性に対する要求は、たとえばカーリーヘアで、Gーンズの似合う芸術家タイプがいいなんて、わがままばかりをいうから、いつになっても相手は見つからない。
まずいことに、自分でいうのもナンだけど、わたしは若いころから、けっしてモテない男ではなかったという自負があった。 オレにふさわしい相手がきっと現れるはずだと信じて、ずるずるだらだら。 いま世間には独身の男女が多いけど、たいていはこういう理由で婚期をのがしてるのだろうと思う。 世間を見ると、なにがなんでも結婚したいと考えて、結婚相談所やサークルに入って、必死で相手を探し求める人もいるけど、もともとモテない人間がそんなことをするから、結婚サギに引っかかったりするのだ。 さっさとあきらめて、独身を貫くことだ。 と、あいかわらず反社会的なわたし。
わたしは運動神経がにぶいし、歌をうたわせるとひどい音痴である。 サムセット・モームもどこかに同じようなぼやきを書いていたけど、つまり他人とワイワイ楽しくやるような才能がぜんぜんない。 でもこれもいま考えると、天の配剤だったかもしれない。 独身だったおかげでわたしはいま、我が世の春を満喫しているのである。 今年もどこに行こうかと、毎日ノーテンキにそんなことばかり考えている年寄りはあまりいないんじゃないか。
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2017年1月24日 (火)
前項で歴史学者のワダさんという人の発言を取り上げたけど、わたしはネトウヨではないし、年長者を敬うほうだから、いつまでもゴチャゴチャいうつもりはない。 でもこの人を見ると、ある種の人間の典型のようで興味をひかれたから、その意見はわきに置いて、もういちど、今度はべつの視点で彼のことをながめてみよう。
写真で見るとワダさんは、寝起きみたいな髪型にちょび髭を生やしていて、ぜい肉をそり落としすぎた、筋金入りの左翼作家という感じの人である。 たぶん生涯をとおして反体制、反日本をつらぬき、それをこころの支えにして生きてきたのではないか。 いったいなにがトラウマになって、ワダさんがそういう主義者になったのかわからないけど、ひょっとすると彼が若いころの保守政権は、抗議されても仕方のない政治をしていたのかもしれない。
しかし現在はリベラルにとって冬の時代なのだ。 インターネットの普及で、多くの若者が日本と外国との比較をちょくせつ知るようになり、日本の政治はほかの国に比べればマシなほうではないかと考えるようになった。 かっては奢っていた感のある自民党も、いちど野党に転落してからは、現在はまじめに政治をしているようである。 平和と安定を謳歌していた周辺環境も激変しつつある。
あるていど知識人なら、こうした時代の変化に気がつくはずだけど、ワダさんの場合、年齢がもう79だ。 この歳になって転向などそうかんたんにできるものではない。 いまはいい調子の日本政府が堕落するまでには時間がかかりそうだし、そのころまでこの人が生きているかどうか。
かくして彼は、古い酒を入れた古びた皮袋のまま、わたしみたいな素人にさえ反論される文章を書いて、朝日新聞から日々の糧を得ることとなったのだろう。 彼を持ち上げる朝日新聞もそうとうにヒトがわるい。
79歳のリベラリストは、いま研究の締めくくりとして、ロシアの革命家の本を書いているそうだけど、そういう本て共産党あたりから大量発注があるんだろうか。 あまり影響力がありそうでもないから、どうでもいいけど、彼を見るたび、老いた左翼系歴史学者の悲哀をしみじみ感じてしまう。
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2017年1月23日 (月)
今日から夕刊の「人生の贈りもの」というコーナーに、歴史学者のワダさんという人の意見がしばらく載る。
それはかまわないけど、意見というのがあいかわらず朝日新聞は、ってネトウヨの反発を招きそうな内容だ。
プーチン大統領の訪日が肩すかしに終わったことについて、ワダさんはなにやらいっているけど、4島一括返還はムリだから、2島返還で手を打つべきだなんてのはまだいい。
ただプーチンは2島返還でさえ消極的だったといってるのはどんなものか。
最初から消極的だったのなら、彼が日本に来る必要はなかったはずで、ここはどうみてもトランプさんの登場がプーチンを思いとどまらせたと考えるほうが妥当ではないか。
アメリカの大統領選の影響にひとことも触れない人でも歴史学者が務まるのか。
安倍首相の課題として、北朝鮮との国交回復を挙げているけど、これにはあきれた。
北朝鮮のトップは、いまどきめずらしい凶悪な独裁者で、いってみれば自国の民を好き勝手に殺戮するテロリストみたいなもんだ。
いや、テロリストならまだ大義がある。
気分ひとつで親族まで粛清する正恩クンに、いったいどんな大義があるっていうのか。
こういう相手とまともな交渉なんかできるはずがないというのが、わたしの考えだけど。
現在の韓国の騒乱についても、一種の平和革命で、汚職があってもデモすら起きない日本に比べると、なんて言い方にもまったく賛同できない。
韓国が遅れているとバカにする人は、負け惜しみですねだって。
わたしはバカにはしないけど、どんなに公平にみても、日本が韓国より遅れているようには思えない。
負け惜しみというのは、遅れているほうが相手にいうことだから、これは言葉遣いの誤りだろうか。
どっちにしてもこれで歴史学者が務まるのなら、わたしにも務まる。
朝日新聞はまた炎上しそう。
もしかすると、なにがなんでも問題を提起して、減少しっぱなしの部数増大をねらう朝日の謀略か。
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2017年1月22日 (日)
クラくなるいっぽうの今朝の新聞。
救いがあるとすれば、識者たち(CSIS所長、PIIE名誉所長、CG研究主幹、カーネギー国際なんとか所長、清華大学なんとか副院長、東大教授など)の意見の一致点が、トランプさんの政治は早晩行きづまるということ。
わたしもフツーにそう思ってんだけどね。
TPPだって復活する可能性があるという人もいた。
そうだよなあ。
あのアメリカが、アフリカの途上国みたいな、暴君の国になれるはずがないでしょ。
トランプさんを見ていると、そのうちにっちもさっちも行かなくなり、ひとつぐらいオレの好きなことやらせてくれたっていいだろと、だだっ子みたいにわめきそうな気がする。
でもアメリカだからなあ。
政策やイデオロギーの実験場みたいなアメリカだからなあ。
やっぱりトランプじゃだめだって、国民が目をさましたときは、傷はそうとう深くなっているかも。
でも雨降って地固まるで、つぎの大統領は仕事がしやすいんじゃないか。
白人優位主義だなんていったって、いまのアメリカに純粋白人がどれだけいるって。
過去にナショナル・ジオグラフィックも取り上げていたけど、アメリカ人のルーツを何代かまえまでさかのぼれば、自分がどの人種に属しているのかさっぱりワカランという人が、選挙結果を左右するほど増えているんだそうだ。
移民による侵略は依然として継続中よ、あの国は。
つぎの選挙じゃ、移民を排斥しようなんて大統領が生まれないことは百パーセント確実。
アメリカインディアンを駆逐して、侵略者たちが建国した国で、移民を排除しようだなんて、そりゃあまり身勝手ということに早く気がつけ、この。
でもトランプさんの任期が1期4年だとしても、わたし、彼の末路を見られるかどうかわかんない。
韓国のクネちゃんみたく、弾劾でもしてくれないことには。
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2017年1月21日 (土)
今日はパソコン同好会の集まりがあって、呑んできた。 メンバーのひとりが、ブログ読んでますよという。 そうですか、今月もフル更新を目指しますよ。 わははといい調子で飲みすぎて、帰宅してベッドにばったり。 目を覚ましたらまだ日にちが改まってない。 こういうことをネタにして、フル更新の脈はまだつながりそう。
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2017年1月20日 (金)
トランプさんの就任は明日だし、たとえ無事に大統領になってまた大ボラふいても、ボロが出るのは1年ぐらいあとだろうし、どうにもブログネタがないねえと思う今日の新聞。
文部省の天下り問題なんて、ひさびさにリベラル新聞が張り切りそうだけど、これって日本の政治と、現政権のまじめさをきわだたせただけじゃん。
もはや仕事をリタイヤしたいわたしには、ぶちぶちいう気にもなれないハナシ。
夕刊の映画紹介欄に、全編をiPhoneで撮った映画なるものが。
若いもんの発想は底が知れないね。
アイディアさえあれば、なんでもできてしまうのか。
すんごい。
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2017年1月19日 (木)
全日空機が新千歳空港でオーバーランだって。 わたしも来月は全日空機で新千歳に行く予定なんだけど、おっ、いいぞいいぞってところ。 事故と天災は忘れた頃にやってくるといって、同じような事故がそんなにしょっちゅう、連続して起こるはずがない。 つまりわたしはこころ安らかに北海道の旅を満喫するに違いない。 でもあまりウレしが っていると、神様ってのはわたしに負けないくらい皮肉屋のところがあるからな。 甘ったれるんじゃねえといって、飛行機を落っことすかも。 やっぱり人間の運命なんて明日をも知れぬが正解。
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わたしはむかしから仕事が大キライなんだけど、ネット掲示板の「海外の万国反応記」を読んでみたら、今日学んだこと(TodaysILearn)といって、日本には “過労死” という言葉があるというスレッドが立っていた。
「8時間シフトでも仕事後は疲労困憊なのに、今の仕事で34時間シフトも働いたら破裂しそうだ」
「怠惰なイタリアで暮らしていることが嬉しくなった」
「話を聞く分には日本の会社員生活って地獄みたいに思える」
「日本の出生率が驚くほど低いのも不思議じゃない」
これを読んで、ああ、海外にもわたしみたいな人がいるんだなって納得した。
わたしにはイタリア人の血が流れているのか。
仕事をまじめにやらないから、たいていはヒマで、ほかにやることもないから、出生率向上のために奮闘する気構えだけはいつも持ってるんだけどね。
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2017年1月18日 (水)
朝刊を読んでいる。
ベッドにころがったままだから、まるで病人だけど、そんなことはどうでもいい。
国際面に「冤罪生む法治の欠如」という見出し。
中国の話であるけど、日本の冤罪とも共通する課題と、これは朝日新聞の余計なひとこと。
どこが日本と共通するのかとよく読んでみた。
中国の田舎で女性が強姦されたうえ殺されて、犯人が死刑になった事件があり、これがその後冤罪だったことが証明されたのだそうだ。
まあ、たしかにこういうことは日本でもあった。
死刑になった犯人の捜査方法がかなりずさんで、強圧的な取り調べもあったということで、これが日本とも共通する課題ということらしい。
しかし日本は法治の国であり、こういう問題は判明するたびに是正されているものと考える。
捜査技術も年々改善、進化しているから、冤罪は減ることがあっても増えることはないはず(また治安維持法なんてものができて、特高警察が復活でもしないかぎりは)。
中国の冤罪は日本の場合とはちがう。
捜査方法がずさんというだけではなく、自分の汚点になるのを防ぐために、それを警察や地方の共産党幹部までがグルになって隠そうとしたらしい。
判決から処刑まで2日しかなかったというから、権力者の息子でもかばうために、犯罪をでっちあげられたのかもしれない。
今日の新聞にも書いてあったけど、冤罪がバレた理由も、地道な捜査のつみ重ねや、新事実の発見というより、政権の権力構造が変わったせいのようだ。
無罪の人間を死刑にしてのほほんとしていた者が、トップが変わったおかげで、水に落ちたイヌのように叩かれる、旧悪をあばかれる。
中国や韓国ではよくあることだけど、日本では体制が変わったことが原因で、刑事事件の冤罪があきらかになったってことはないだろう。
残念ながら人治の国中国では、冤罪はそうかんたんにはなくならない。
新しい権力者、政治家、警察が同じことを繰り返し、それがバレるのはつぎの政権に変わってからということは、将来もあり得る。
やはり日本と共通の課題というのはいいすぎのようだ。
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2017年1月17日 (火)
また始まったなという感じ。 あ、韓国のこと。 政権が落ち目になると、閣僚、役人、財閥まで含めて、周辺の権力構造がすべてボロクソに叩かれる。 昨日まではだれも文句をいえなかったし、いわなかったのに。
新しい酒には新しい皮袋が必要だってわけで、絶大な力を持っていたはずのサムスンまで、水に落ちたイヌのように叩かれている。 外国の投資家の中には、これをもって財閥支配から脱却できるのではないかと、歓迎するむきもあるらしい。 アホいってんじゃない。 中国でもいま脱汚職ということで、国を挙げて浄化作戦に取り組んでいるけど、これは以前の権力者にむらがっていた関係者を、新しい人間と交換するためのカモフラージュだ。 つまり体よく国のトップが権力強化を図っているだけなのだ。
権力者にひれ伏すという韓国人の性格は変わらない。 それが変えられるほど自助能力があるなら、とっくに日本に対して文句をいい続ける性格も変わっているはずだ。 だから、かりにサムスンが凋落したとしても、新しい財閥がきっと現れる。 ・・・・と書こうとしたけど、韓国の財閥がその位置に復帰することは永遠にないかもしれない。 なんとなれば、中国の台頭で、サムスンもヒュンダイも中国企業の下請けにあまんじることになって、韓国内に巨大な財閥が生まれる余地はもうないかもしれないからだ。
これがあの国の宿命なのだろう。 いまの韓国は、いちおうは近代的な民主政治の国に見えるけど、基本的には表面の紙だけ張り替えた古障子みたいな国なのだ。 古代の皇帝制度を残した奇跡の国は北朝鮮だけじゃない。 しかし心配するな。 財閥は滅んでも、こんどは中国という強大なスポンサーが現れるのだから、ひれ伏す相手に不自由はしないはず。
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2017年1月16日 (月)
寒いなか、多摩墓地まで有名人の墓探索に行ってきた。 あらかじめ調べてみたら、ここにある有名人の墓は、主だったものだけでも以下のとおり。 徳川夢声、上原謙、船橋聖一、山本五十六、東郷平八郎、高橋是清、丹波哲郎、長谷川町子、北原白秋、三島由紀夫、与謝野鉄幹と晶子夫婦、ディック・ミネ、岸田今日子、向田邦子、菊池寛、岡本一平とかの子夫婦、ゾルゲ、吉川英治、石坂洋次郎、美濃部亮吉など。 そうそうたるものである。 これではとてもいちどに全部見てまわるわけにはいかない。 それで今回はこのうちの5、6人分の墓を探してみることにした。
じつはどの墓がどこにあるのか、ぜんぜん知らないんだけど、ネットで調べると、多摩墓地の区画を記した地図や、有名人の墓の所在番地の情報が手に入る。 このふたつを持って墓を探してみようという腹づもり。
正面入口から入って、この日は正面入口の近くにある墓を重点的に捜査することにした。 まず向かったのが徳川夢声というおじさんの墓。 とっくに歴史上の人物になっているこの人を、いまどきの若い人は知らないだろうけど、無声映画の時代に弁士を務め、わたしが子供のころは、ラジオ番組などに出ていたマルチタレントといっていい人だ。
ところがいくら墓を探しても見つからない。 そのうち、墓のおもてに彫られているのは芸名ではなく、本名じゃないかと思いついた。 これでは世間に通じた名前で探しても見つからないはずだ。 でも本名までは調べてなかったから、やむを得ず芸能人はあとまわしにしたけど、考えてみると、わたしが見たいと思っている作家の墓も大半はペンネームだ。
芸名やペンネームを使わない軍人の墓は、たいていがでっかいこともあってすぐに見つかる。 この日に見つけたのは東郷平八郎と山本五十六の両大将のもの。 このふたりに古賀峯一大将を含めた軍人トリオの墓は、名誉霊域なる場所に置かれている。 靖国よりもこっちのほうが静かで、本人たちも満足してるんじゃないか。
いっしょに行った知り合いが、長谷川町子さんの墓を見たいという。 サザエさんの原作者だけど、彼女の名前はたしか本名だろう。 そう思って探したけど、同じ区画の中に長谷川と彫られた墓はふたつあった。 どちらも石碑に本人の名前や、墓誌のようなものが書かれていない。 このどちらかが町子さんのものらしいけど、けっきょくどちらなのかわからなかった。
有名人の墓となると、清水の次郎長みたいに、ファンから墓石を削って持っていかれるなんてことがあるそうで、それが名前をおおっぴらに公表しない理由らしい。 同じ理由で、「なめたらいかんぜよ」の夏目雅子、キャンディーズのスーちゃんの墓も公表されていない。
作家の北原白秋もどうみても本名じゃない。 でも有名人だからなあと一縷の望みをかけて、墓探しを続けてみた。 ある場所に成長した樹木にかこまれた墓があって、墓石の正面にどかんと北原白秋と彫られていた。 このくらいにしてもらえると助かるのだが。
三島由紀夫もこの近くにあるはずだけど、ペンネームだからねえ、本名はなんていったっけかなと悩む。 ところがある墓石に平岡とあるのを見て、ひらめきのように思い出した。 これっ、これっ。
この日は、ファンなのか、身内なのか、正装したきれいな娘さんがひとりで華をたむけに来ていた。 彼女から見たら、墓の探索に熱中するあまり、となりの墓から土足で境界をまたいで来たわたしが、さぞかし不躾けに見えたことだろう。 すいません。
あまりに寒い日なので、もうすこし暖かくなってから、また改めて探索に来ることにした。
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2017年1月15日 (日)
今朝の新聞に、豊洲の新しい魚市場の予定地から、基準の79倍の有害物質が検出されたという記事。
以前の調査とのあまりの違いに、いったいどうしてかと専門家でさえ驚いているらしい。
でも、わたしは思うんだけど、こういう調査って、調査を命じた人間の立場を反映した結果が出るんじゃないか。
たとえば東京オリンピックを開催したい都知事さんや国が、費用はどのくらいかかりそうかという調査を命ずると、たいていは想定より安い見積もりが出る。
それはオカシイんじゃないのという新任のエライさんが再調査を命ずると、やっぱりもっと高い見積もりだ。
豊洲の市場にしたって、移転をしたい都知事さんが調査を命じたときには、たいして検出されなかった有害物質が、いちゃもんをつけたいユリコさんが再調査を命ずると、いっぺんに数値がはねあがる。
つまり調査委員会というものは、つねに調査を命じたエライさんの顔色をうかがって結果を出すものなんじゃないか。
正確な数値は、前回の調査の結果と今回の結果を足して2で割るといいのかも。
というのは冗談だけど、だいたい豊洲のあたりは、かって都民のゴミ捨て場だったところだ。
こんなところが汚染されてないと考えるほうがおかしい。
わたしの知り合いに、むかしダンプの請け負い仕事をしていた男がいて、どこかの病院で頼まれて、使用済みの注射針だとか、不要になった薬品など、みんな夢の島に放り投げていたといっていた。
このままでは、都民の税金を節約するはずのユリコさんのおかげで、都民の支出は際限なく増大しそう。
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2017年1月14日 (土)
冬になると雪が恋しい。
そういうときはどうするか。
旅に出ればよい。
それもできるだけ雪の深いところへ。
と、いうことで北海道の札幌まで「雪まつり」を見物に行くことにした。
誰か誘おうかともおもったけど、けっきょくまたひとりで出かけることになりそうだ。
わたしみたいにいつもノーテンキ、その気になればいつでも旅に出られる知り合いは、たんとはいない。
知り合いのほとんどは、女房をかかえて、そろそろ老後の心配をしなければいけない人間ばかりだから、わたしみたいにヤケッパチで、費用をケチらない旅にはなかなか誘いにくいのである。
たまに独身者がいたとしても、わたしはわがままで、他人とは異なる旅の信念を持っているから、どうしても意見が合わない。
せっかく観光地へ行っても、ホテルで寝ているほうがいいなんていう人間に、付き合ってくれる知り合いはあまりいないのである。
もう先は短いのだ。
他人に無理に合わせてくたびれるのはまっぴらだ。
わたしはわたし流をつらぬこう。
というわけで、今年の旅の第一弾は、たぶん札幌雪まつりで決まり。
まだ日にちがある。
ま、おいおいと。
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2017年1月13日 (金)
今日の新聞は、トランプさんの記者会見があまりアホらしかったせいか、公開された外務省の公文書でお茶をにごそうとしたところがあるな。 中国の国家主席だった華国鋒さんが来日したとき、王貞治さんの試合で始球式を務める寸前だったとか、そんなことはどうでもいいけど、文書の中に国鋒さんのあとを継いで(奪って?)国家主席になった鄧小平さんのことが出ていた。
鄧小平の時代は、わたしがせっせと中国を訪問していた時期と重なるので、わたしはこの人のことをよく知っている。 ネトウヨの中にはなにがなんでも中国がキライという人が多いけど、わたしはあの国の裏もおもてもきちんと評価する人間だ。 世界に権力者はゴマンといるけど、鄧小平はわたしがえらい人だったと認める数少ない権力者のひとりである。
天安門事件を持ち出して、当時の中国の政治を非難する人もいるけど、中国の分裂と崩壊をふせぎ、改革開放政策を成就させるためには、それを妨害しようとする者への、あるていどの弾圧はやむを得なかったと思う。 日本よりずっとややこしいおもわくが交錯する中国、そして当時の学生運動の指導者だったウアルカイシたちのその後を見れば、あの騒動の本質が学生たちの若気のいたりであったことがよくわかるはずだ。
現在の展開はめまぐるしい。 世界がどこへ向かうのかさっぱりわからない。 それでも日本よりずっと遅れていて、アグネス・スメドレーに “中世の中へ” と皮肉られていた中国の躍進ぶりはどうだ。 日本にとっては困った状況でも、鄧小平のおかげで数億人という人々が、それ以前の中国よりずっと豊かになったことはまちがいがない。
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なんか脱力感があるな。 ひとつ冬の北海道にでも行ってみるかと、例によってインターネットで調べ始めたけど、とちゅうでぐったり。 家でごろごろしているぶんには快適なのに、雪の荒野をさまよっている自分を想像すると、もうそれだけで疲れる。 やっぱり野菜と魚だけじゃスタミナが続かないのかも。 わたしもいよいよ終盤だな。 寝ているあいだにお迎えが来ないかしら。
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2017年1月12日 (木)
ここんところ家に引きこもって書ける話題ばかりだ。
ますますニートだと思われてしまいそうだけど、それでもわたしの歳でこんな趣味があるだけマシ。
ちなみにNEETの語源は、就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない者をいうのだそうだ。
いまのわたしにそんなものは必要ないし、未来をしょって立つ若者たちからごくつぶしといわれないように、たまには仕事もしているぞ。
そればかりか、健康のために散歩だってしておりますってわけで、今日は屋外の話題だ。
先日知り合いと散歩がてら、家から徒歩で30〜40分の多摩墓地まで行ってみた。
多摩墓地は広い。
全部まわったら高尾山に登るより疲れそうだったので、正門から入って、最短コースで府中試験場のまえに出て、あとはいつもの散歩コースで帰ってきた。
墓地では、ちょいとのぞいただけなのに、たちまち有名人の墓を三つばかり発見した。
正門から入ってまもなくのところに、ひときわでっかい石柱がある。
どんな人の墓かと思ったら、これは日露戦争で満州軍総参謀長として活躍した児玉源太郎陸軍大将のものだった。
わたしの歴史上の人物についての知識は、司馬遼太郎の「街道をゆく」によるところが大きいんだけど、児玉大将のこともこの本に詳しい。
ぶらぶら碑銘をながめながら歩いていくと、吉岡彌生という名前が目についた。
これも司馬遼太郎の本で知っていたけど、これは東京女子医大を創設した明治時代の女性医学者の名前である。
その功績からすれば児玉大将におとらない偉人だけど、彼女の墓はとくべつに大きくて目立つというわけではなかった。
でっかければいいってもんでもない。
さらにぶらぶら歩く。
この先に徳田球一の墓があることは以前から知っていた。
もういちいち説明しないけど、人間はそれぞれの本分にしたがって生きただけだから、墓に入ってしまえばイデオロギーは超越してしまうのだ。
このへんは儒教の国(中国や韓国)との違いである。
あの世を信じていないわたしでも、こうやって他人の墓をながめて、歴史に思いをめぐらすのは楽しい。
またそのうち、今度は有名人の墓探訪ということで、多摩墓地をじっくり再訪問しよう。
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2017年1月11日 (水)
日本でも有名なユーチューバー( YouTube に映像を公開してその報酬で食っている人)に、サイモンとマルティナという夫婦がいる。 わたしは吉祥寺で彼らを見たことがある。 ヨドバシカメラの近くでベンチに座っていた。 サインでももらおうかと思ったけど、わたしはそんなミーハーではないと思い直し、かろうじて自分を制御した。
この2人、むかしはもっぱら韓国を拠点にしていたけど、1年ほどまえに日本に引っ越しして、現在は日本で活躍をしている。 引っ越しするときもいろいろ騒がれていた。 なにしろ反日の韓国から目の仇の日本に引っ越すのだから、韓国人にとっておもしろいはずがない。 そのため引っ越しを奥さんの病気のせいにしたりして、彼らもいろいろ気を使っていたようだ。 しかしその後の奥さんを見ていると、とても病気には見えない。
そうこうしているうち、韓国に残してきて、人質?状態になっていたペットのイヌとネコも、無事に日本に引っ越しをした。 というわけで、安心して、彼らは YouTube で最近の心境を語っている。 どんなことを語っているのか興味があったけど、最初のうちは字幕なしの映像だったので、劣等生のわたしにはわからなかった。
しばらくして、ようやく字幕がついた。 発言は日本と韓国のどちらが住みやすいかという視聴者の質問に答えるもので、韓国よりも日本のほうが静かだ、車の運転手がやたらにクラクションを鳴らさない、仕事をするうえでも手続きが簡単だというようなものだけど、この程度でも韓国人を怒らせるに十分だったようだ。 本人たちはそれほど深く考えず、外国人に対して日本と韓国の比較をしただけかもしれないけど、K-POPで金儲けをしたくせに日本に移ったとか、日本に住むために日本に媚びてるんだとか、あのブタ女めがとか、もうボロくそ。
わたしはむかしから、日本のネトウヨがほんの少数派であるように、韓国人の中にも日本人を不倶戴天のかたきと考える人は、ほんのわずかだろうと思っていた。 ところがすこしまえに、伊藤博文を暗殺して韓国では義士とされている安重根の写真を取り違えて、年端もいかない女の子が謝罪させられて、しかもそれがテレビで大々的に報道されているのをみて、あの国の反日はそうとうに根が深いと思い知らされた。
韓国では早くもつぎの大統領選挙のうわさがかまびすしいけど、立候補するのは、日本を叩けば選挙で有利と考える手合いばかりだ。 ほかにもっとやることがあるでしょうといいたくなってしまう。 わたしはネトウヨに加担する気はないから、いまこの時期にこれ以上火に油をそそぐようなことはいわないけど、サイモンとマルティナのペアもとんだ騒ぎに巻き込まれたものだと思う。
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2017年1月10日 (火)
NHKの「ダーウィンが来た!」でティラノザウルスを取り上げていた。
ティラノザウルスというと、恐竜の中でもいちばんの乱暴者として有名で、映画「ジュラシック・パーク」を見たことのある人なら、たいていそのすがたを想像できるだろう。
わたしたちは恐竜というと、その外観について、たいていトカゲやカメのようだったという、ひとつの既成概念を持っている。
ところがティラノザウルスには、全身に毛がふさふさと生えていたというのが、最近の学説だそうだ。
にわかに信じにくいけど、その根拠は、ティラノザウルスと近縁の恐竜に羽毛があったことがわかったからだという。
たまたまひとつかふたつの親戚に毛が生えていたからといって、ティラノザウルスも毛がふさふさというのは乱暴ではないか。
でも体の表面がウロコだったのか、羽毛だったのか、見てきたわけでもないわたしにはわからない。
わからないといえば、恐竜の鳴き声もそうである。
映画「ゴジラ」では、いかにもそれらしい合成音が使われていたけど、鳴き声の化石があるわけでもないから、これはもちろんわからないのである。
むかし読んだ筒井康隆にもこの不明をついたショートショートがあった。
ひょっとすると恐竜はピーヒャラヒャラと、トンビのように鳴いていたかもしれない。
もう一方からドンドンと鳴く恐竜が来たら、これはお神楽になってしまうというふざけた話だった。
ホント、このころの筒井康隆はおもしろかった。
そんなことはどうでもいいけど、恐竜というものは人類誕生以前に絶滅してしまったと、こっちの学説にはまだ新説はあらわれてないようだ。
つまりわたしたちは、本物のティラノザウルスには映画でくらいしか会う機会はないのである。
でもうちの近所はそうではない。
またかつぐんだろうといわれそうだけど、説明しよう。
わたしがよく出かける散歩道のわきには川が流れていて、カモ、サギ、カワセミなど、たくさんの野鳥がいる。
サギが小魚を狙っている光景などはもう見飽きたくらいだ。
サギの仲間にひときわ大きなアオサギというのがいて、こいつはウシガエルやモグラ、ドブネズミ、カルガモのヒナまで、とにかくのどを通るものならなんでも飲み込んでしまう貪欲な鳥である。
わたしたちがカエルくらいの大きさだったとしよう。
この場合、アオサギは恐竜といっていい怪物のはずだ。
おおざっぱにいえば、鳥のひとつまえの先祖が恐竜なのだから、この両者に共通する特徴も多い。
二本足と口だけで獲物を捕らえるところも、まさに恐竜そのものだ。
人間がアシの根もとをうろちょろしているとき、茂みの向こうから巨大なアオサギが姿をあらわしたら、これはコワイ。
ちょっと想像をたくましゅうすれば、野鳥の世界は恐竜の世界と同じといってさしつかえないものである。
わたしはアオサギを見るたび、つくづく恐竜と人間の生存期間が一致しなくて幸せだったと思うのだ。
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2017年1月 9日 (月)
今朝の新聞に「情報の海、泳ぎ切れるのか」というでっかい見出し。
最近のデジタル情報の氾濫についての記事だけど、そういえばわたしも毎日デジタル情報の海を泳いでいることに気がついた。
なにしろ、つねにベッドのかたわらにタブレットを置いて、目がさめるとニュースを読む、メールを読む、いろんなサイトを見る。
あわせて紙の新聞も読み、気になった記事や文言があるとグーグルで調べる、ウィキペディアで調べる。
はっと気がつくと1時間か2時間ベッドにころがりっぱなしだ。
まあ、幸せな日々といえなくもないけど、こんな生活に疑問を持つ人もいるらしい。
平成13年に4兆4千億ギガバイトだった情報量は、20年に44兆ギガバイトになるそうだ。
ギガバイトなんていわれても、どのくらいの分量になるのかさっぱりワカランだけど、このままでは海のどこかで溺死するのが関の山だ。
どうしたらいいだろう。
わたしの解決策は、情報を取捨選択することである。
いまでさえ上記のような塩梅だから、必要のない情報ははじめから無視することだ。
例をあげると、最近新しい固定電話(5千円くらい)を買ったんだけど、安くてもいちおうマニュアルがついていた。
もともと固定電話に興味があるわけでもなし、そんなものはぜんぜん読まない。
マニュアルなしでも配線ぐらいできるし、ケータイでかけてみて、音がするのを確認してそれでおしまい。
知り合いから着信音は変えられるのかと訊かれたから、その部分だけマニュアルをのぞいてみて、変えられるみたいだよと返事しといたけど、いまだにどうやって音を変えるのかワカラン。
つまり必要のない情報にはぜんぜん関心を持たないのが一番なのだ。
やたらに電子機器の数値や諸元に詳しく、使いもしない機能に通じた人がいるけど、自分の使用にさしつかえないかぎり、分厚いマニュアルなんぞに目を通さないぞ、わたしって。
必要になった部分だけあとから少しづつ読むのだ。
この歳までこの方針でぜんぜん問題はない。
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2017年1月 8日 (日)
「中国嫁日記」というネット漫画を読んでみたら、作者が香港から日本にもどるとき、航空券にゲート番号が書いてなく、なんだかんだで飛行機に乗り遅れ、正規料金のチケットを買い直し、それがために離婚騒動になりそうなんてことが描いてあった。
やむを得ず高価なチケットを買ったぐらいで離婚していたら、嫁さんが何人いても足りないけど、ま、奥さんは中国人だからそういうこともあるのかもしれない。
これが最近の傾向なのかどうか、飛行機のチケットにゲート番号が書いてないことは、わたしにも経験がある。
カリマンタンに行ったとき、乗り換えのため、インドネシアの空港に行ってから気がついた。
でもわたしの場合、英語がわからない不安もあって、乗り場はここでいいのかとかならず確認することにしている。
サンクトペテルブルクに行ったときは、ロシアの標準時間がその半年ほどまえに遅まったことを知らなかったくらいだから、何度も何度も空港職員をつかまえて質問した(もちろん手ぶり身ぶりで)。
おかげでこれまで新しいチケットを買い直したことはない。
でも作者によると、空港には同じ失敗をした客がいたそうだから、これから飛行機に乗る人は注意したほうがいいかも。
飛行機が路線バスなみに気楽に乗れるようになるにつれ、ゲートが出発ぎりぎりまで決まらないということは増えるのではないか。
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2017年1月 7日 (土)
昨日と今日の新聞に、保育所が足りないという記事が出ていた。
わたしは子供がいないからこの問題に頭を使う必要はないんだけど、ふつうに結婚してふつうに子供をもった夫婦には、これは切実な問題らしい。
子供は欲しいし、仕事もしたい。
女の人のこういう悩みは贅沢ではなく、現在の経済状況を考えれば当然のことだ。
保育所がないから入れない。
それなら保育所を作ればいいんだけど、政府はなにもしてくれない。
ふざけんな、日本死ねー!と逆上する奥さんの気持ちもよくわかる。
でもこの件で政府にやつあたりしてもどうにもならんじゃないか。
保育所を作るのに金がかかるのはさておいても、そんなものが近所にできたらうるさくてたまらんと、まず反対するのが地域の住民だ。
沖縄の基地と同じで、総論賛成、各論反対ってやつ。
子供は国の宝、将来の年金の担い手、ということはわかってるんだけど、でもやっぱり家の近くに保育所なんか作られちゃ迷惑だ。
こういう身勝手な国民をかかえて、政治家になにができるだろう。
なんでもかんでも政治家にまかせて、それでああだこうだとブーたれるのはもうやめよう。
わたしは今日愛車を車検に出してきたばかりだ。
近所のディーラーに持ち込んだんだけど、そこには来店した客のために、人形や遊具をそなえた子供を遊ばせるためのエリアがこしらえてあった。
それを見て思ったけど、これに保育士をひとり雇って、もうすこしスペースを拡大すれば保育所になるんじゃないか。
いっそのこと、一定以上の勤労者をかかえる企業、団体などに、内部保育所の設置を義務づけたらどうだ。
大企業というものは、とかく巨大なビルを占拠していることが多い。
そのビルのワンフロアを保育所にしたからって、何か問題が生じるだろうか。
六本木ヒルズみたいな複合ビル、雑居ビルの場合、入居している企業が出資しあってひとつの保育所をつくるのもOKにする。
ついでにヒルズの近所の子供も入居を認める。
もともと利益を出すための経営ではないから、保育料はそこそこってことで。
このグローバル化の時代、おれんちだって競争に勝つためにぎりぎりでやってるんだ、これ以上の負担には耐えられないと文句をいう企業もあるかもしれない。
しかし考えてもみよ。
保育所ひとつが、膨大な開発費、宣伝費の何分の一になるって。
勤務先に子供を預ける施設があれば、奥さんも安心して子供を連れて出勤できる。
いや、旦那が子連れ出勤したっていい。
独身時代につちかった奥さんのスキルを無駄にすることもないし、こうやって夫婦が安心して働ければ、稼ぎが増えて家計が豊かになる。
家計が豊かになれば、消費が活発になって企業も儲かる。
儲かるなら保育士にいまよりいい給料を払えるだろし、そうなれば保育士が足りないと騒ぐこともなくなるだろう。
若夫婦は安心して子作りに励むようになり、少子化も防げることはまちがいがない。
もうすでにこれを実践している中小の企業、団体もあるようだけど、自分からはなかなか動こうとしない保守的大企業を動かすために、これは法律で強制するべきだな。
短期的には企業の負担に思えるかもしれないけど、日本の将来を見据えれば、保育所が乱立することはいいことだらけなのだ。
つまりこういうふうに長い目で見る意識が欠けているんだよな、いまの日本て。
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トランプさんがトヨタを恫喝したそうだ。 このブログでも、まあどうなるか、好きなことをやってみなはれなんていっていたけど、自然な流れを無理やりせき止めて、それで国家の運営がうまくいくのかどうか。 これじゃあホントに今年はアジアの年になりそう。
いまや力を持ち、なおかつ常識をそなえた国は、アジアの国ばかりではないか(韓国は除外)。 日本もこれからはアメリカよりも中国と正面から向き合って、大東亜共栄圏をめざすほうがいいかもしれない。 中国は人と資源を供給し、日本は技術とアニメを提供する。 こんなふうにお互いを尊重しあえるなら、世界はアジアのものだ。
それは無理だ。 アメリカが頼りにならなくなれば、まず韓国が中国に飲み込まれる。 つぎは日本の番だと、中華思想を持ち出したりして、反対する人がきっといるだろう。 しかしもはや覇権の時代ではないし、日本が大国中国のわきで、欧州と英国のように、強力な一匹狼として存在感を示すのは不可能だろうか。
来日してすなおに日本人の良さを認める中国人も多いことだ。 このグローバルの時代、日本が中国に先進国のお手本を示し、進路を決めかねているあの国のリーダーたちを導く。 それはほんとうに不可能なのか。 冷静に考えれば、これから話してわかるのは、アメリカではなく中国のような気がするけど。
中国に人種差別的な反感を抱いている人が多いから、これはわたしの初夢ってことにしておいてもらって異存ありません。
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2017年1月 6日 (金)
今朝の新聞によると、わたしは高齢者ではなく、准高齢者になるらしい。 そりゃそうだよな。 いまだにひとりで海外旅行に行くことばかり考えていて、若い女の子に目をぎらぎらさせているおっさんが高齢者のはずがない。
どっか行きたいなあと考えているわたしのところに旅行会社からチラシが舞い込んできた。 豪華客船?で横浜港を発ち、徳島の阿波踊りを見て、そのあと韓国の釜山にまわって、大阪港に帰港する。 大阪からは新幹線で東京までもどる6日間の旅だそうだ。 しかもこれが、大人が4人まとまればひとり8万円足らずだという。 新幹線代まで入っているからウソみたいに安い。
去年の10月31日にこのブログで、豪華客船の旅について否定的なことを書いたことがある。 男がひとりで船旅なんかしたっておもしろいはずがない。 そういう趣旨だったけど、でも呑んべえの知り合いを集めて、大勢でワイワイ行くなら、だいぶ雰囲気がちがうぞ。 これはおもしろそう。 ひとつ知り合いに声をかけてみるか。 そう思ってようくチラシを読んでみた。
上記の旅行費のほかに、港湾税が1万8千円、政府関連諸税なるものが6600円、船内チップ13ドルが5泊分と、さらにこれだけの費用がかかる。 たまに甲板で景色を見るくらい、あとはなにもしないで船室で呑んだくれていればいいけど、船内でいろいろ遊べるらしいし、本場のイタリア・レストランもあるらしい。 豪華客船と寄港地をフルに楽しもうと思ったら、旅行費の倍のお金を用意しなければいけないだろう。 やっぱりやめた。 わたしの知り合いは、じっさいはともかく、精神的には純高齢者ばかりで、将来の年金に不安を感じている輩ばかりだから、とってもそんな金が出せるわけがない。
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2017年1月 5日 (木)
やっと年賀状を投函した。 てなことを、いちいちリアルタイムで報告する人間もめずらしい。 わたしだって普段ならそんなことはしないんだけど、今回は特別だ。 年賀状に画像加工した始祖鳥をあしらって、同じ画像を中国の知り合いにも送ったと思いたまえ。 すると相手から、コレどういう意味ですかと返事が返ってきた。
中国では学校で始祖鳥のことを教えないのか。 相手は女だから科学の授業に興味がなかったのか。 そのへんはわからないけど、コレって、1年前にあなたが150万円を手に入れたってことかしらといわれたにはまいった。 日本人で、しかもわたしの知り合いにそんなカン違いする人はいないと思うけど、念のため説明をしておこう。
画像に添えられた英文は 始祖鳥は1億5千年まえ(150million years ago) そこにいた( It was there) と、こういう意味である(のつもり)。 英語のニガ手なわたしが、ネット翻訳の力を借りて、悠久の時間の流れに比して、人間の寿命のはかなさよという哲学的意味をこめたつもりの文章なのだ。 神棚にでも飾っとけ。
添付したのは始祖鳥のもと画像だ。 日本人ならたいてい知ってるんじゃないか。
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2017年1月 4日 (水)
以前うちの近所のコンビニで、モンゴル人の娘が働いているのを見たことがある。 それ以来コンビニに行くたびに、店員の名札を見てしまうんだけど、昨日もカタカナ名前の娘が働いているのに出会った。 あなた、どこの人と日本語で質問すると、日本人とほとんど変わらない顔つきをしたその娘は、流ちょうな日本語でウズベキスタンですと答えた。 めずらしい国ですねというと、いちおうアジアなんですがという。
わたしはイスラムというものに興味があり、青の都と呼ばれる有名なサマルカンドなんかにも行ってみたいと考えていた旅行好きだから、ウズベキスタンも知らないわけじゃなかった。 でも日本人のわたしかうじうじしているうち、ウズベク人の彼女のほうが先に来日していたというわけだ。 モンゴル女性のときに書いたけど、街に出ればスカーフで頭をおおったイスラム教徒をよく見かけるし、うちのアパートなんかロシア人の巣窟だし、おおっぴらに言わないだけで、日本は移民をどんどん受け入れているんじゃないか。
わたしの人生がこれから始まるものならば、わたしだって金髪の女の子と結婚できたかもしれない。 そしたらYouTubeに映像をたくさん上げて、人気ユーチューバーになって、左団扇で暮らせたものを。 相手にも選ぶ権利がある? うるせえ。
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2017年1月 3日 (火)
この正月に、わたしが毛嫌いしている「ゴッドファーザー」がまた放映された。
新しいレコーダーを買って、BSが本来の美しさで映るようになってから初めての放映だから、いちおう録画してみたけど、映画そのものはあいかわらずアホらしい。
アホらしいと思うなら観なけりゃいいんだけど、やっぱり観て、それで怒り狂っているのは、いまだにこれを大傑作だと信じている人がいるからだ。
まあ、けなすにしても、その理由をあきらかにしないと、たんなるいちゃもんと思われてしまう。
だからこの映画のどこがアホらしいのか説明してみよう。
映画はまずイタリア式大家族の結婚式の場面から始まる。
華やかな式場のようすと同時に、マーロン・ブランド扮するドン・コルレオーネの裏社会における実力ぶりが描かれる。
義理人情と家族のきずなを大事にするマフィアと、その残酷さを並行して描いたってことのようだけど、うれしがるほど目新しい表現じゃない。
だいたいこのときの結婚式って、派手なわりにだれの結婚式だったのか、ぜんぜん印象に残らない。
シチリア人の性格を知りたければ、ちょっと古いけど、ヴィスコンティの「山猫」あたりを観るほうがよっぽどいい。
やがてギャングの抗争になり、父親のコルレオーネが襲撃されて重傷を負う。
ところが息子のマイケルが病院に行ってみると、護衛がひとりもいない。
護衛は敵方のギャングに買収された警察官に追い出されたってことらしいけど、ちょっと考えられない展開である。
命を狙われているボスを放り出して護衛がひとりもいなくなるなんて、アメリカのギャング界ではそういうことがあるのかしら。
しかもまもなく暗殺者たちがやってくるのだ。
マイケルの機転で危機を脱出すると、今度は買収された警察官(スターリング・ヘイドンがみっともない役で泣かせる)がやってくる。
警官たちにマイケルがボコられているとき、やっと兄貴のソニーや弁護士のトムたちが駆けつけてことなきを得る。
ここでことなきを得るくらいなら、どうして護衛が追い出されるとき弁護士が抗議をしなかったのか。
そもそも政治家に顔がきき、義理人情で政財界とも緊密につながった大物であるはずのコルレオーネが、なんでそのへんのチンピラみたいな警部補に裏切られなくちゃいけんの。
これは一例にすぎないけど、総じて調子のよいご都合主義が多すぎる。
コルレオーネは麻薬に手を出さない思慮深いギャングであり、敵役はそうではない。
善玉悪玉の色分けも、子供にでもわかるくらい単純だし、そのくせボスの専用運転手だとか、義理の弟だとか、どうでもいい三下を殺害するシーンだけはやけにていねいな描写だ。
ブランドが死ぬシーンは、幼い孫と遊んでいるとき心臓発作を起こしてということらしいけど、これもとってつけたような場面で、お涙チョウダイが見え見え。
家族愛を描いた映画なら、本場のイタリアに秀作が数え切れないほどある。
そこまでのプロセスがいいかげんで、かたちだけ整えて、これが家族のきずなですなんて言われたって、はいそうですかってわけにはいかないのだ。
この映画ではマーロン・ブランドはオーデションで役を手に入れたという。
いくらこの当時落ち目だったとはいえ、マーロン・ブランドという米国のカリスマ的俳優を、監督のコッポラは同じ映画人のくせして知らなかったのだろうか。
あまり有名でない俳優たちの中に、そこにいるだけで存在感を示す役者をはめこんで、映画にハクをつけるというのは、むかしからハリウッドの常套手段だし、ブランドの凝りに凝った役作りが映画の宣伝に一役かったところをみると、どうもオーデションうんぬんは製作陣の捏造みたいな気もする。
ブランドを主役にするのは最初から既定のコースだったんじゃないか。
短気な兄貴のソニーが、敵に買収された妹の亭主に図られて、機関銃で蜂の巣にされたあと、まじめな性格の弟マイケルが、兄貴のあとを継いでファミリーのボスに成り上がる。
成り上がったあとの弟の手際のよさ。
日本のヤクザ映画でも、耐えに耐えた主人公が、最後に敵地に乗り込んで相手方を切りまくるというのはよくあるけど、その場合はこちらも殺されるかもしれないという覚悟でやっている。
ところがゴッドファーザーでは、放たれたヒットマンは一方的に相手方を殺戮するだけ。
そんな簡単に片付けられるなら、なんでもっと早く殺らなかったのといいたくなってしまう。
ようするにカッコよさだけを追求した、安っぽい劇画みたいな映画というのが、わたしのこの映画の評価だ。
何度観てもアホらしく、何度観てもやっぱり腹がたつ。
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2017年1月 2日 (月)
年賀状のデザインが決まったので、コンビニにジェットプリンタ用の年賀状を買いに行ったら、軒並み売り切れだった。 これではどうにもならない。 年賀状をくれた人には申し訳ないけど、わたしのほうから返事を出すのは郵便局がオープンしてからだ。
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2017年1月 1日 (日)
新年ですよ。 終活中のわたしには、たったひとりで過ごす、◯◯回目の、おもしろくもおかしくもない新年だけど。
さて、今日はなにをするか。 天気がいいから洗濯でもするか。 でもわたしに女房がいたら、それだけはやめてと懇願されるかも。 べつに元旦から洗濯してはイケナイという法律はなかったと思うけど、このへんはわたしもまだ世間の常識からはみ出すほど非常識ではないようだ。 ま、洗濯は明日でもできる。
今日は年賀状でも作ろう。 来た年賀状に返事は書くけど、こちらからは出さない主義のわたしゆえ、毎年の年賀状制作は、元日にパソコンでやっつけて十分に間に合う。 ちまちまと制作する年賀状でも、いろいろとデザインを考える楽しみがあるので、年末年始のいいヒマつぶしなのである。
今年はどんなアイディアでいくか。 去年はサル年なので、日本が誇る地獄谷温泉の温泉猿をあしらったけど、温泉に入るニワトリはいそうもないし、KFCのチキンはクリスマスのものだしねえ。 アドビから新年の挨拶が来ていたけど、老眼のわたしには、もはやフォトショップやイラストレーターを使った手の込んだ年賀状はムリだ。
で、考えたのがこれ。 簡単だけど、トリ年に始祖鳥なんていいアイディアじゃないか。 特許は申請しないから、真似したけりゃ勝手におやんなさい。 中国も干支は日本と一緒だから、あちらの知り合いにもメールで送ってやろう。
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