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2017年1月13日 (金)

鄧小平

今日の新聞は、トランプさんの記者会見があまりアホらしかったせいか、公開された外務省の公文書でお茶をにごそうとしたところがあるな。
中国の国家主席だった華国鋒さんが来日したとき、王貞治さんの試合で始球式を務める寸前だったとか、そんなことはどうでもいいけど、文書の中に国鋒さんのあとを継いで(奪って?)国家主席になった鄧小平さんのことが出ていた。

鄧小平の時代は、わたしがせっせと中国を訪問していた時期と重なるので、わたしはこの人のことをよく知っている。
ネトウヨの中にはなにがなんでも中国がキライという人が多いけど、わたしはあの国の裏もおもてもきちんと評価する人間だ。
世界に権力者はゴマンといるけど、鄧小平はわたしがえらい人だったと認める数少ない権力者のひとりである。

天安門事件を持ち出して、当時の中国の政治を非難する人もいるけど、中国の分裂と崩壊をふせぎ、改革開放政策を成就させるためには、それを妨害しようとする者への、あるていどの弾圧はやむを得なかったと思う。
日本よりずっとややこしいおもわくが交錯する中国、そして当時の学生運動の指導者だったウアルカイシたちのその後を見れば、あの騒動の本質が学生たちの若気のいたりであったことがよくわかるはずだ。

現在の展開はめまぐるしい。
世界がどこへ向かうのかさっぱりわからない。
それでも日本よりずっと遅れていて、アグネス・スメドレーに “中世の中へ” と皮肉られていた中国の躍進ぶりはどうだ。
日本にとっては困った状況でも、鄧小平のおかげで数億人という人々が、それ以前の中国よりずっと豊かになったことはまちがいがない。

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