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2017年1月16日 (月)

また多摩墓地

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寒いなか、多摩墓地まで有名人の墓探索に行ってきた。
あらかじめ調べてみたら、ここにある有名人の墓は、主だったものだけでも以下のとおり。
徳川夢声、上原謙、船橋聖一、山本五十六、東郷平八郎、高橋是清、丹波哲郎、長谷川町子、北原白秋、三島由紀夫、与謝野鉄幹と晶子夫婦、ディック・ミネ、岸田今日子、向田邦子、菊池寛、岡本一平とかの子夫婦、ゾルゲ、吉川英治、石坂洋次郎、美濃部亮吉など。
そうそうたるものである。
これではとてもいちどに全部見てまわるわけにはいかない。
それで今回はこのうちの5、6人分の墓を探してみることにした。

じつはどの墓がどこにあるのか、ぜんぜん知らないんだけど、ネットで調べると、多摩墓地の区画を記した地図や、有名人の墓の所在番地の情報が手に入る。
このふたつを持って墓を探してみようという腹づもり。

正面入口から入って、この日は正面入口の近くにある墓を重点的に捜査することにした。
まず向かったのが徳川夢声というおじさんの墓。
とっくに歴史上の人物になっているこの人を、いまどきの若い人は知らないだろうけど、無声映画の時代に弁士を務め、わたしが子供のころは、ラジオ番組などに出ていたマルチタレントといっていい人だ。

ところがいくら墓を探しても見つからない。
そのうち、墓のおもてに彫られているのは芸名ではなく、本名じゃないかと思いついた。
これでは世間に通じた名前で探しても見つからないはずだ。
でも本名までは調べてなかったから、やむを得ず芸能人はあとまわしにしたけど、考えてみると、わたしが見たいと思っている作家の墓も大半はペンネームだ。

芸名やペンネームを使わない軍人の墓は、たいていがでっかいこともあってすぐに見つかる。
この日に見つけたのは東郷平八郎と山本五十六の両大将のもの。
このふたりに古賀峯一大将を含めた軍人トリオの墓は、名誉霊域なる場所に置かれている。
靖国よりもこっちのほうが静かで、本人たちも満足してるんじゃないか。

いっしょに行った知り合いが、長谷川町子さんの墓を見たいという。
サザエさんの原作者だけど、彼女の名前はたしか本名だろう。
そう思って探したけど、同じ区画の中に長谷川と彫られた墓はふたつあった。
どちらも石碑に本人の名前や、墓誌のようなものが書かれていない。
このどちらかが町子さんのものらしいけど、けっきょくどちらなのかわからなかった。

有名人の墓となると、清水の次郎長みたいに、ファンから墓石を削って持っていかれるなんてことがあるそうで、それが名前をおおっぴらに公表しない理由らしい。
同じ理由で、「なめたらいかんぜよ」の夏目雅子、キャンディーズのスーちゃんの墓も公表されていない。

作家の北原白秋もどうみても本名じゃない。
でも有名人だからなあと一縷の望みをかけて、墓探しを続けてみた。
ある場所に成長した樹木にかこまれた墓があって、墓石の正面にどかんと北原白秋と彫られていた。
このくらいにしてもらえると助かるのだが。

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三島由紀夫もこの近くにあるはずだけど、ペンネームだからねえ、本名はなんていったっけかなと悩む。
ところがある墓石に平岡とあるのを見て、ひらめきのように思い出した。
これっ、これっ。

この日は、ファンなのか、身内なのか、正装したきれいな娘さんがひとりで華をたむけに来ていた。
彼女から見たら、墓の探索に熱中するあまり、となりの墓から土足で境界をまたいで来たわたしが、さぞかし不躾けに見えたことだろう。
すいません。

あまりに寒い日なので、もうすこし暖かくなってから、また改めて探索に来ることにした。

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